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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信895 ・財界からも「菅降ろし」

2011-05-20 06:23:22 | 日記
おはようございます。民主党幹部の間に「もうだめだ 党内みんなメルトダウン(炉心溶融)」というざれ歌が流行っているそうです(今朝の読売新聞3面より)
生き生き箕面通信895(110520)をお届けします。

・財界からも「菅降ろし」

 有力な財界団体のひとつ、経済同友会の長谷川閑史(やすちか)代表幹事が昨日5月19日、記者会見し、「(菅首相には)目指すべき国家像がない。ガバナンス(統治手法)の透明性や情報の出し方にも疑問を感じる。発想が国内のことだけにとらわれ、世界の中で日本がどうあるべきか、考えていないのではないか。”不都合な真実”から目をそむけようとしている。これだけ問題が山積している時機に(6月22日に)国会を閉会しようとするなら、信じられない」と率直な見解を明らかにしました。事実上、菅首相に「ノー」を突きつけたものであり、財界の一角も「菅降ろし」に踏み切ったといえます。

 財界はいずれの場合でも時の政権とうまくやっていこうとするもので、現総理に向かってのまとなも批判は避けてきました。ましてや長谷川代表幹事は武田薬品という一民間企業の社長ですから、本来なら遠慮するところですが、腹をくくって所見を述べたようです。「菅首相にこのまま任せていては、日本が危ない」という危機感が、そう発言させたのだと思われます。

 日本は、戦後最大ともいえる危機に直面しています。単に地震、津波、原発事故といった現象だけではありません。それに立ち向かうための私たちが持つ潜在的なパワーを活性化できるか、というリーダーに最も求められる能力において最も不適な人がそのポストにしがみついている、その人災が危機の本質です。

 国会議員は何をしているのか。自民、公明などの政党は何をしているのか。衆議院で即刻、不信任決議案を提出すべきです。民主党の良識ある議員なら、本当に国民のことを考える議員であるつもりなら、不信任決議案に賛成すべきだと考えます。日本を救うためには今をおいて行動する時機はないのではないでしょうか。

 「急流で馬を乗り換えるな」といいます。この緊急事態に首相を交代させるなどとんでもない。菅直人という人間はそうしたひとつの見方を後生大事に「だから菅降ろしなど、どこ吹く風」の呈です。攻める側も、「いま政局をやっている場合ではない」という一言で金縛りにかかっています。

 しかし、今、リーダーを取り替えなければ、日本は沈没していくだけです。有権者の大半が望む方向を実現するリーダーに取り替えるべきだと思います。ただひたすらに「有権者が何を望んでいるか」に思いを致し、それをただひたすらに実現しようとする、それだけでいいのです。そんなリーダーがほしいのです。そんなリーダーを持つ力があるかどうかで、子どもたちの時代も決まってきます。私たちは、子どもたちの運命をも決める分岐点に立っています。