埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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何故政治家は劣化したか?

2017-08-30 10:55:33 | Weblog

去る8/21の日経の核心欄に上記のタイトルで論説主幹の芹川洋一氏による記事が掲載されました。それによれば、政治の世界を見ていると、出てくるのはお粗末な話ばかりである。自民党内では2012年の衆議院選で初当選した「魔の2回生」といわれる議員を始めとして、ワイドショウをにぎわす不祥事が次から次へと発覚。離党、釈明会見・・・と目を覆うばかりだ。

 ―中略―政治家の劣化を考える事は政治の立て直しに取っても無意味ではあるまい。

 その1 議員の属性

―中略―一般公募の場合「高学歴・留学経験・専門職」が選ばれるケースが目立つという。選抜する幹部は、コングレックスもあってどこかスマートな印象で選んでしまうらしい。

ところが当選すると「地方議員に会おうともしない。地元を回ろうともしない」と、有る政府高官は手厳しい。

世襲もある。相変わらず家業としての政治家が量産されている。問題の一つは、生まれ育ちが東京で、地方を知らない地方選出議員が多くなっている所だ。その面々が要職を占めている。

 

その2 選挙制度

―中略―中選挙区では同じ政党の候補者同士による競り合いにより、金がっかりりすぎて政治腐敗の原因にもなっていた。小選挙区でそれを改める効果はあったものの、政治家を育てるという面では難点が有るのも確かだ。

 その3 議員の教育

自民党の教育訓練機関は派閥だった。派閥によって政治家としての立ち振る舞い、政治資金の集め方、陳情の処理、官僚との付き合い方がなどを教え込んだものだ。ところが派閥が壊れ、単なる議員の集まり成ってそうした機能が無くなった。

 ―中略―肝心なのは政治家の劣化を食い止めるにはどうするかの方法論である。

一つの方法は、外部の血を入れる事だ。公務員から国会議員になり、また公務員に戻るのを認める休暇制度を設けている国がある。

 国立国会図書館の調べによると、ドイツやフランスは法律で定めており、オースロリアは、憲法で名文化している。外から政治の世界に入り、また元に戻る「回転ドア」の制度化は考えて良い。

以上の様にまとめられていましたが、全くその通りだと思いました。私は「開店ドア」の説明がもっと有ればと良いのにと思いました。

 森友、加計学院もそのままに、国会は休会中だし、民進党は蓮航代表が7月の東京都議選の惨敗を受けて辞任表明し、細野剛志元環境相らの離党が相次ぐ中で21日午前民進党代表選が告示され、前原誠司元外相(55)と枝野幸男元官房長官(53)の両陣営が立候補を届け出た。

と8/21の朝日では報じられましたが、選挙の時だけ、社会保障の充実などと旨いことを言ったってもう騙されないよという気分の方が強くて困ります。

 去る、8/28の週間現代の発売予告の広告で永田町コンフィデンシャルは、政権はすでに空中分解、叉10/22トリプル選挙惨敗で安倍晋三電撃辞任とか、同日付けの週間ポスト発売予告では安倍君憲法改正も北朝鮮も「エセ保守」だった、下関に帰りたまえと、保守論壇重鎮の「退陣要求」西尾幹二氏ほか・・と言う見出しが舞っている。

 阿倍政権が支持率回復にやっきと成っても週刊誌等はすでにもう次に目を向けている様子、こんな事で一党独裁が今までのように続けられるのでしょうか?猛反省をしてもらいたいとおもいます。

 (株)市川不動産