埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

賃貸、売買、格安、不動産に関する最近物件情報や川口、蕨、戸田市を中心に物件情報の提供

第11回大学不動産連盟総会

2014-07-13 09:50:54 | Weblog

去る6/10に第11回大学不動産連盟総会が今年の当番校早稲田の主催により早稲田大学のキャンパス内にある井深大記念ホール(国際会議場)で行われました。

 当日は14.30pに開会され、菱谷理事長ご挨拶の後、各大学不動産会の代表、各地域代表の紹介があり、理事長交代式では、東京R・Eクロバー倶楽部から横浜商大不動産会へ引き継がれ、金沢亨新理事長のご挨拶、アイメイト協会及びあしなが育英会への寄付金授与で小休憩となりました。

その後早稲田大学院ファイナンス研究科の川口有一郎教授により「不動産市場の展望と今後必要とされる人材像について」と題する講演会がありました。それによれば

 *不動産の投資市場の現状は、投資用不動産の流動指数、住宅価格指数、金融機関の不動産投資、株価上昇によるJ-REITの上昇とどれをみても上昇局面にある。この上昇機運はいつまで続くか?となれば、不動産投資ビジネスは少なくとも2016年までは『稼ぎ時か』ということでした。

 *日本(首都圏)の不動産デフレは2005年に終結していたが、その後は東日本大震災で苦しんできたのだ。

 *今回の不動産価格の特徴は『静かなブーム』であり、前回の不動産ブームとの違いはファンドバブルとの批判がなく、日銀は前回とは逆にJ-REITを直接購入・買い増し政策に支えられた不動産投資ブームであること。

*一方外国人投資家は、急速な高齢化と巨額の国の負債のため東京を含む都市力に対する懸念があり日本より欧米に目をむけていること。

 *今後必要とされる人材像としては、不動産投資の低収益性に対して、新しい投資機会を創り出せる人が必要で、不動産の専門家でありながら異分野にも属し新しいビジネス戦略を創造する人材が益々ひつようである。久しぶりに学生にかえった様な気分で面白く先生のお話を聞くことが出来嬉しくなりました。

 午後5時より大隈ガーデンハウス2Fに場所を移動して懇親会が開かれ、大勢の旧知と歓談してあっという間の2時間でした。大学連盟総会に感謝!感謝!

㈱市川不動産