埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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週刊新潮あとの祭り

2013-01-28 11:35:22 | Weblog

最近日経新聞の私の履歴書に連載されている渡辺惇一氏の自伝を面白く読ませて頂いている最中、1/31発行の週刊新潮のあとの祭り430回を見て、新聞小説「愛ふたたび」の突如、中断事件を知りビックリしました。その記事によると現在、連載が中止になっているのは、以下の各紙である。十勝毎日新聞、福井新聞、岐阜新聞、山陽新聞、山陰中央新聞、日本海新聞、大阪日日新聞、山口新聞、徳島新聞、愛媛新聞、四国新聞、長崎新聞、大分合同新聞、宮崎日日新聞、琉球新報、デーリー東北。以上の16紙である。これに対して、掲載を続けているのは、日刊ゲンダイ、北国新聞、富山新聞の三紙である。初めに 記した16紙は12月9日に一斉に連載を中止したので、これらの新聞を読まれていた読者は、以後、小説は読めなくなったはずである。しかも突然、打ち切りになった理由は何も記されていなかったので、なぜ読めなくなったのか、理由もおわかりになっていないだろう。中略、いずれにせよ、先に記した16紙が、なんのことわりもなしに、連載を打ち切りにしたことは、まぎれもない事実である。改めて記すが、いったい、こんなことが許されていいのであろうか。作家が正規の契約をしたうえ、懸命に書いていた原稿を、新聞社の一存で勝手に打ち切り、以後、掲載しないと言われては。もし、こんなことが横行したら、作家は安心して原稿など書いていられない。中略、わたしの小説の掲載を中断した各紙の幹部の人たちの意見では、「性の表現が過激すぎる」ということだったようである。しかし今回わたしは初めから、「男性の性的不能をテーマに書く」と言っていたはずである。だから、かなり過激な表現があらわれることもある。このことは、地方各紙の担当者にもいっていたはずだし、担当者も理解してくれていたはずである。実際、彼等のなかないは「思い切りかいてください」といってくれた人もいる。そして書き始めたら、過激すぎるから、連載を中止するという。これでは、なにを信じて書き進めればいいのか。これこそ、まさに契約違反ではないか。中略、これは、あきらかに作家の表現活動の侵害だから、しかるべきところに提訴すべきである、という人もいた。中略、いずれにせよ、このままでは、地方16紙の読者は中途半端のまま、よめない状態が続く。こうした読者の方々には、単行本になってから読んで頂くより無いが、とにかく、読者に大変なご迷惑をお掛けしたことは間違いない。その点については、ここで改めてお詫びし、謝るだけである。以上というものでしが、こんな記事が出れば反って読みたくなるのが我々凡人の常である。それにしても、戦時中の検閲、いや中国では今も政府に都合の悪い記事は検閲により没となっていますが、我が国でも、書いた記事は作家の責任であるはずだのに、新聞の体裁を気にして、作者に断りもなく掲載中断が行われたことに私は驚きました。

 (株)市川不動産