埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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帝国ホテルの不思議

2011-04-12 16:06:02 | Weblog

 

去る3/29帝国ホテルに行く機会があり、その売店で日経新聞で広告されている第87回直木賞作家の松村友視氏の書かれた「帝国ホテルの不思議」という本を購入しました、私も第1新館の建ったS29年11月~S37年2月まで約8年間ベルボーイとしてお世話になった想い出もあり、つい買おうとして手が出ていたのでした。読んでみると後書きにも書かれているように帝国ホテルの現場における仕事人を覗き穴として、帝国ホテルの不思議を炙り出そうとしたという作者の目論見通り、かって学生時代にそこで働いていた事も、大変なつかしく想い出し楽しく読ませて貰いました。そしてデュテイマネージャーとかプロトコール等聞き慣れない新しいポジションが出来たのにも驚きました。客室の小池様が今は昔の社員さんを知っている生き字引の様な方だそうですが私がいた頃はその先輩の竹谷様の時代でした。お客様の荷物をお部屋に運ぶ時スーツケースを落として中のお酒の瓶がわれ、洋服に付いたシミ抜きのためにランドリーに駆け込んだ思出や、3年位前にOB会に参加した帰りにフロントの裏を見学させて頂いた時、裏の広い部屋に100人位の社員がいて、大きなTV画面が2~3台ありフロントの前の状況が手に取るように分かるのにも驚きましたし予約係が何十人もいて3年先位までの予約も入っているとのことでビックリした想い出もあります。流石直木賞作家だけあって臨場感のある文章に脱帽しました。今年6月に集まりがあり参加する予定なので、その前にこの本が読めて良かったと思いました。

 

㈱市川不動産