埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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中国残留引揚者の話

2007-04-19 10:57:05 | Weblog
確か昨年12.1の青山35期会の帰りに、友人のH君から
「君、確か満州からの引き揚げ者だと」言っていたよね?
「蟻の兵隊」と言う映画を知ってる?
今学校の近くの映画館で上映しているのだが、
日本が戦争に負けたのに「祖国復興」の大義名分で、
戦犯になるのを恐れた上官の命令で中国に残留させられた
約2,600名が中国国民党軍日本特務団兵士として戦かわされ、
最後は中国人民解放軍の捕虜となり、
帰国してから軍人恩給をを申請したところ、
国からは自分達で勝手に戦ったのだと拒否されたので
最高裁判所に上告した事件の映画化だよ!
命令を下した上官は先に帰国し、
のうのうと生活していたんだってさ!
と聞き帰途渋谷まで迂回して見てきたのであったが、
今度は「僕は八路軍の少年兵だった」
と言う光人社の文庫本と出会い、買って読んでみると、
昭和4年岐阜県生まれの山口盈文と言う少年が
昭和19年に高等尋常小学校を卒業後、
満蒙開拓青少年義勇軍を志願して、渡満し、
黒龍江省勃利訓練所に移り、昭和20年敗戦と共に
ソ連軍の捕虜になり延吉日本人居留民収容所に収容され、
21年朝陽川に進駐してきた八路軍に加わり、
以後各地を転戦,31年に帰国して、
それからは日中貿易に携わった人の話で、
共通しているのは戦後中国に何年も残留してから
引き揚げてきた人達の話という点でした、
私などは家族も一緒だったし敗戦後1年しかいなかったのだし、
家族全員無事で引き揚げ出来たのだから、
幸せなほうだったのかも知れないと改めて思いました。

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