北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

海の森よりお伝えします

2022-05-18 19:37:42 | 大会
こんにちは2年目漕手の阿部です。

先日、東京海の森で行われた全日本選手権にM4-で出場させていただきました。今大会の出場は乗艇再開1ヶ月での参加で、反対意見もありましたが協力してくださった スタッフ、コーチ、漕手、そしてOBさんのおかげで無事レースに参加できる運びとなりました。
今大会では、北大は新しく購入した4-の颯(ハヤテ)での出場予定でしたが、納入の遅れにより急遽Filippiの借艇での参加となりました。こちらの艇も日本代表選考で使われるほどグレードの高い艇でした。個人的には茨戸にあるなしフォア艇は、体重オーバーなのか沈むため、ハイトマックスにしてもだいぶ低く感じていていましたが、この借艇は規格体重が70−85kgと設定されており、かなり浮いてハイトにも余裕があったのでとても漕ぎやすかったです。体重85kgほどの部員がいっぱいいるわけではないので難しいと思いますが、重量級の人が乗れる艇が茨戸にもっとあったらなあなんて思いました。
レースの結果としては、圧倒的敗北を喫しサポートしてくださった皆様に申し訳ないようなレースをしてしまいました。しかし出場前の予想としては、今回のレースに向けて北大ではエルゴ平均6'45のメンバーを揃えており、もっと戦えると考えていました。実際に、4位の京都大学は平均6'40程度、c決勝で並べた法政大学も平均6'43あたりとほとんど差はありませんでした。乗艇技術に大きな差があったのです。北大には乗艇技術の伸ばし方のノウハウが受け継がれていなかったのでした。例えばフォアを作るのにペアで練習を積んで、蛇行、バランスを克服してからフォアで合わせる。キャッチのかかりを揃えるためにテクニカルドリルを行う。エルゴでまずは合わせる。こうした他大学で当たり前のように行われている常識が北大に受け継がれていなかったのが現実です。そしてそれは、学生コーチと現役人が主体となって練習を行っており、社会人のコーチや監督に技術指導などが行われていない北大としては当然のことなのかと思いました。技術、練習方法を何年にも渡って継承していく人がいないのです。毎年メンバーが入れ替わってその度に知識がある人が消えていきます。特にここ数年はコロナで練習中止期間が長く、そこで知識が継承されないまま先輩が卒業して行き、完全に途切れてしまったと考えられます。しかし、この悪い流れも断ち切れる力がこのチームにはあると感じています。全日出場選手たちも皆、この負けに腐らず、茨戸に帰ってすぐに練習を再開しています。今はペア二艇とシングルに別れてここの技術を高めており、全日本で修正したイメージや練習を取り入れています。インカレでは全日で負けてクルーに一泡吹かせてやりたいと思っています。応援よろしくお願いします。
コメント (1)

ダンスが済んだ

2022-05-18 10:05:53 | 大会
毎週ブログ書くとか言った次の週で挫折した、4年目の橋本主希です。
いつもお世話になっております。
2週分書き溜めていたので明日も投稿するはずです...はずです...

ボート部では練習ごと、クルーごとにラインで練習報告noteを作って全体に共有しています。

じつは結構全部のノートに目を通してます。

先日の練習報告ですごくいいことが書いてあったので紹介します。

5/8(日)    練習報告note
福政(4年目)のコメント
「悪かったこととか課題ばかり書きがちなので、これからはよかったこと一つは必ず書きましょう!」

すごい大事なことだと思いました。
練習報告=その日の練習の反省 のような気がいつの間にかしていましたが、決してそんな決まりはないですよね、ってことに気づきました。

反省や課題を書くのはもちろん大事です。
練習で感じた感覚を言語化・文章化することで頭の中も整理されるし、思考を深化させることもできると思います。

1年目の新人に新トレが「Rowing Noteを書け!」って口うるさく言ってる意味はここにあると思います。
僕がこの「感覚を言語化してアウトプットする」という行為の効果・意味に気づいたのは2年目に入ってからだったと思います。

新人の頃は「書かされている」という感じで、まったく意味を理解できていませんでした。
新トレの皆様、ごめんなさい…

余談ですが、僕はこの「思考を整理するためのアウトプット」という意味では圧倒的に紙に手で書く方が好きです。

思い浮かぶことをつらつらノートに書く
なんとなく文章化してLINEの練習報告に書く

という過程を毎練習ごとに踏んでいました。

逆に考えると、練習報告の僕のコメント内容とか量を見れば、どれくらいの熱量でやってるかがわかるってことですね汗


だいぶ話が逸れました。

忘れてしまいそうなのでもう一度福政のコメントを引用しておきます。
「悪かったこととか課題ばかり書きがちなので、これからはよかったこと一つは必ず書きましょう!」

改めていいこと言ってますね。

メンタル的な面でも自分を認めてあげることは大事だし、実は技術的な面でもこれって意味のあることなんじゃ?って思います。

狙ってるポイントを達成できたなら、次のステップに進んでいく上での指標になります。
狙ってるポイントとは違うところにいい感覚があったのなら、それは新しいアプローチのヒントになるかもしれません。

コーチ視点では、「できた!」っていうポイントがほんとにできてるのか評価できます。
漕手の「できた!」と、コーチの思う「できてる」のギャップを埋めるヒントになります。
これはよりクリティカルなコーチングのために不可欠だと思います。

と、いろいとと技術面でもポジティブなことは多そうです。

でも何よりも自分で自分を認めてほめてあげることは明日のモチベーションにつながっていくのだと思います。
自己肯定感なんていう大層なものでなくとも、明日の成長をちょっとだけ楽しみに練習できたら楽しいなと思います。

どうしても完璧主義的な思考に陥りがちですが、日々必ず成長しているので一日一日、一漕一漕を積み重ねていきたいです。

毎度の通り写真がないのは寂しいので、僕の昔のRowing Noteの一ページを乗っけておきます。ごちゃごちゃしてます。頭の中はもっとごちゃごちゃしてます。と思ったのですが、割と纏まってるページを載せます。ごちゃごちゃなページはブログには乗せたくないことが多かったので笑



今週もまとまりはないですが真面目よりな内容になってしまいました。
次回はもっとポップなことを書けたらいいなあ…


追記
5/12~15に海の森水上競技場行われました、第100回全日本選手権に
舵手なしフォアで出場いたしました。
結果は厳しいものでしたが、得るものは多く、インカレに向けて頑張っていくうえで、ひとつの道標になったのではないかと思います。

応援・差し入れ等いただきました皆様、ありがとうございました。
これからも部全体で前へ前へと進んでいきますので、応援よろしくお願いいたします。


コメント

全日本選手権ふり返り〜佐々木目線〜

2022-05-17 22:20:34 | 大会

四年目の佐々木です。先日行われた全日本選手権に出場させていただきました。支えてくださったスタッフの方々、OB OGの皆様、まずは感謝の言葉を述べさせていただきます。


貴重な経験ができました。本当にありがとうございました。




感謝の言葉を述べたので、次は思ったことをつらつら書いていきます。


まず、全国にぎりぎり通じるエルゴタイムをもって全日に出場しました。



乗艇を4月の上旬からはじめ、1ヶ月ほどの乗艇期間をもって臨みました。が、完成度は高くありませんでした。


静水ならある程度漕げるように見える。波あったら大崩れ。蛇行しすぎ。原因もあまりわからず。というか明確な崩れの原因を見つけずにハイレートに急いでいた感がありました。



もちろんインカレ準決勝以上のレベルの艇しか出ていない全日に通じるわけありませんでした。エルゴでそこまで劣ってなくても、技術(個々のというか、合わせるという意味での)で圧倒されました。



とはいえ初日に20秒離されてたクルーに、最終日は10秒差に迫れたので、成長を感じれるレースではありました。通じる部分、足りない部分を強く実感できました。





エルゴタイムほぼ変わらないのに、大きく水を上けられる。逆にエルゴタイム負けてても、大きく水をあけることもある。自分たち以外にも、それがたくさん水上でおこっている。この競技はエルゴじゃないんだと再認識できました。




冬練で無限にエルゴしてたので、錯覚していました。





僕らに欠如していたのは、細かいところを追求し、合わせる(色々)能力だとおもいます。



大雑把過ぎたと今では思います。例えば、分漕を蛇行せずに漕げてるか、崩れていないか。蛇行してたり崩れてたら何が原因なのか。オールメンで漕ぐ時、分漕の時と漕ぎが変わってないか。そもそも同じ漕ぎにしようと全員の意思が統一されてるか。



現地でOBさんのお話も聞けて、認識を改めました。



引退まで4ヶ月きってます。密度の濃い練習で、クルーボートを完成させます。




ちなみに今日からペアに乗ってます。念願のペアに乗れて感激です。


2人なら艇のネガティブ要素わかりやすいので、数日で超パワーアップして見せます。


読んでいただきありがとうございました。おそらく他のクルーも全日のブログ書くと思います?




コメント

第100回全日本選手権大会 終了

2022-05-16 14:46:09 | 大会
こんにちは、いつもボート部のブログをご覧いただきありがとうございます。
4年目主務の船山です。


5月12日~5月15日に、海の森水上競技場で開催されておりました第100回全日本選手権大会が終了いたしました。

我々北海道大学は、M4-にエントリーさせていただきました。
初めての海の森での大会、雪解けから非常に短い練習期間での大会エントリーということで、非常に大きな挑戦でありました。


大会の結果ですが、M4-で14クルーが出場する中で14位で最下位という結果となりました。
残念に思われると思いますが、できる限りの準備をして本気で臨んだ大会ですので、後悔はありません。結果以上に、得られたものがとても多かったです。

M4-のクルーたちも、大会の反省や,今シーズンの目標に向けてコメントをくれました。メーリングリストに送らせていただいた内容と同じですが、こちらにも掲載させていただきます。
______________________
s佐々木
レースするごとに成長を感じれて、とても楽しかったです。
同時に、技術が格段に劣っていると自覚することができました。これからは細かなところに目を向け、密度の高い練習を積み、インカレ順位に向けて正しい努力をしていきます。

3小長井
不甲斐ない結果で悔しいです。技術不足を痛感しましたが、3レースで多くのことを学べました。この経験をこれからの練習やレースに活かします。
インカレは順位決定戦行きます。

2阿部
もう少しで勝てそうです!

b福田
もっと艇速を上げることに貪欲になって練習したいです。技術的な知識が全然足りていなかったので、もっと学んで漕ぎを研究していきたいと思います
______________________
大会に参加した漕手たちは、何かをつかんでくれたようです。
これを糧に、今後の大会で必ず結果を残してくれるでしょう。



また、今回の大会は海の森への遠征を経験するという側面でも重要なものとなりました。
今後も大会が開催されるであろう海の森水上競技場への遠征経験は、今年度に限らず役に立つものです。
今回の遠征を精査し、今後の海の森での遠征をより洗練されたものにしていけるよう、後輩へ知識の継承をしていきます。

季節的な問題もあるのかもしれませんが、海の森は戸田に比べると風や波が強いように感じたそうです。
また、「海」の森というだけあり、帰艇した漕手には海水が蒸発したのか塩がべっとりとついていました。
塩で白っぽくなっている福田(2年目漕手,4-バウ)


改めまして、皆さま応援ありがとうございました。
今シーズンの乗艇練習が始まり、とても良いスタートが切れたと思います。
これからもより一層精進してまいります。
コメント

差し入れ、応援ありがとうございました。

2022-05-14 10:08:01 | 大会
全日本選手権遠征にてたくさんの差し入れを頂きました!

岩田様(旧姓(H26入学)よりウイダーインゼリー、坂口様(H22入学)よりアミノバイタルゼリー、大平様(H30入学)よりウイダーインゼリー、野田様(H30入学)よりお肉・オレンジジュースなど

たくさんの差し入れをありがとうございました!

また川勝理事長をはじめ、たくさんのOB OG様に海の森まで足を運んで頂きました。応援ありがとうございました!

満足いく結果ではありませんでしたが、この経験を糧にインカレでは上位に食い込んでいけるよう練習していきます。引き続きご支援、応援の程よろしくお願いします🤲

コメント