島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

伊王島の灯台記念館

2018-10-07 13:30:19 | 歴史・史跡
昨日は台風25号の接近で臨時休館となりました。
結局昨日は一日家から一歩も出ず、お陰様でと言うべきか、今の所大きな被害は報告されていません。

さて、話は伊王島に戻りますが、今日で最後になるかな。
最後にご紹介するのは「伊王島灯台旧吏員退息所」です。

長崎県指定の有形文化財です。
「伊王島灯台は、日本最初の近代的洋風灯台の一つである。明治三年(1870年)6月に完成しました。当初の灯台は鉄骨造でしたが、昭和二十九年(1954年)に解体され、現在は土台の基礎石を残すのみとなっている。
 この建物は、灯台に付属する吏員退息所であり、俗に官舎とも呼ばれた。設計者は灯台と同じ明治政府のお雇い外国人R・H・ブラントンで、明治十年(1877年)に完成した。使用されたセメントは舶来品と思われるが、当時は貴重品である石灰などが混入された形跡がある。砂と砂利は付近の海岸から調達したといわれる。 平成29年 長崎市教育委員会」

そして、この「吏員退息所」は現在「灯台記念館」になって、館内を見学することが出来ます。
ちょっとうるさい記念館らしく、入口には数項目の禁止事項が書かれていました。
本来ならば小煩い施設には近づきもしないのだが、珍しく存在した“連れ”がどんどん中に入って行っちゃいました。
「うわっちゃー(><)」と思いながら後を追いかけると、案の定施設の人が出て来ちゃいました。
施設の人は話をしたいのか私について来るのですが、連れはそれにも気付かずにどんどん先に行っちゃいます。
あまりのしつこさに私は辟易としたのですが、そこでようやく連れがついて来る施設の人に気付いてくれました。
あとは連れに任せて、私はさっさと退散させて頂きました。
う〜ん、似たような施設で働いている人間として、お客さんにしつこくついてまわるのは如何なものかと思います。
正直館内をゆっくりと見学する時間はありませんでしたが、施設の人がついてこなければ、また今度ゆっくり時間のある時に見学したいと思いました。(こういう所が自分が根っからの博物館や資料館好きなんだと思える。)

ちなみに「i+Land nagasaki」の印象は宿泊を主とした観光施設だな、と。
お客様を楽しませる仕掛けは宿泊者を対象とした夜がメインで、日中遊べる物が少ないです。
自分たちが連休明けに行ったのもマズかったかも知れませんが、飲食店もほとんど閉まっていました。
また日中は、泳ぐ(濡れる)ことを前提とした海のレジャーが主体で夏限定に感じられました。(泳げない冬はどうすんだろ?)
今回の私のように日中日帰りで遊ぶ場所ではありませんでした。(それでも歴史などは楽しめます。)
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