島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

雲仙の硫化水素

2022-09-12 10:16:53 | 雲仙
22.9.12(月) 天気;晴れ 気温;28℃
 暑い。夏が戻ってきた。
 昨日の朝まで涼しかったのだが、お昼頃から気温が上がり始め、久しぶりに扇風機・エアコンを使用しました。

 温泉街を歩いていると、原生沼の道向かいにあるかきつばた公園で何か設置してあるのを見つけた。
 何だこれ?
 近づいて確認すると「事業名 / IoT 硫化水素モニタリングシステムの開発」と書いてある。空気中の硫化水素を計測しているのだろうか。
 情報館の駐車場にも同じものが設置してあった。いつの間に!?

 問題になることはないが、雲仙の空気中には硫化水素が混じっている。それは雲仙温泉が硫黄泉であることに由来している。
 よく観光のお客さんは車やバスを降りてくると「硫黄臭い」と仰る。温泉の匂いと言えばそうなのだが、それはまさに空気中に硫化水素が混じっている証拠です。
 問題になると言えば、ぜんそく持ちの方が地獄へ行くと悪化すると聞いたことがあります。(あくまで可能性、そういう人を私は実際に見たことはありません。) 
 それ以外には、電気機械の酸化です。空気中の硫化水素で機械がよく錆びます。テレビや冷蔵庫、パソコンなど普通の家電の寿命が従来より短いです。
 一番の問題は車です。硫化水素の混じった空気に野ざらし雨ざらしなわけで、金属部分はすぐに真っ黒になります。新古車で買った私の車も1年でオーディオ機器がダメになりました。気をつけて温泉の蒸気が当たらない場所に駐車しても長持ちしません。
 話しが脱線しましたが、こういう調査で私たちの暮らしが改善されることを望みます。
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