島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

高森町紀行-高森阿蘇神社

2015-03-29 14:47:38 | 歴史・史跡
高森観光案内所から高森湧水トンネル公園まで行く間に「高森阿蘇神社」への矢印を見つけていた。
観光案内所で紹介された所ではなかったが、折角なので行ってみることにした。
軽1台しか通れない幅の道だが、カーブミラーなどがしっかりと整備されているので湧水トンネルよりは行きやすい。w

ちゃんと駐車場もある。

駐車場には何故か阿修羅像がある。
阿修羅だよな?腕何本もあるし。

御祭神は、健磐龍命(たけいわたつのみこと)。
「元、この神祠は神社の裏山の中腹にあったと言う。蓬莱山の神の信仰に起こるものであろう。
この社は矢村社(やむらしゃ)または矢村大明神と称しており、現在の名は明治以降のことである。
矢村社と称する由緒は、『健磐龍命 阿蘇国に降り国土開発の時、住むべき宮居を定めんと阿蘇山上に登り南北に向かって卜矢を放つ。その一矢は今の一の宮町(宮地)なる十二の宮の地に落ち、一矢は南なるこの所の大石に当たり、これ今の御矢村の石にして寸余にわたる矢じりの跡を残すという。
ここに一社を建て神矢を納めて矢村社と称す。
その矢 朽ち果てたるにより新に神像を奉安してこれに替え鎮祭す。』とある。」
コメント (5)
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高森町紀行-高森湧水トンネル公園

2015-03-29 11:36:00 | 観光・施設
予想よりも早く荷物は片づいたのですが、結局のところ月末と年度末の報告があるため、最後の最後まで運び出せないことに気付きました。
話を高森町観光に戻します。
観光案内所で「高森湧水トンネル公園」までの道程を教えてもらったのですが、やっぱりよく分からなかった。
適当に車を走らせていると偶然デカイ看板を見つけて、砂利の広い駐車場に到着することが出来た。w
「ここが湧水トンネルか?(表紙写真)」
近づいて下を覗き込むと、

「あ、こっちか。」
トンネルの上には建物が建っていて、こちらは「湧水館」という資料施設になっていました。
※入館無料、月曜休館

解説員の方もいらっしゃいましたので、お話を聞くことも出来ます。
そもそも何故こんな所にトンネルがあるかというと、現在南阿蘇鉄道は高森町が終着駅になっています。
しかし、元々は高森町からトンネルを掘って、高千穂まで鉄道を繋げる計画があったそうです。
全長6000m以上の大規模な計画です。
ところが、トンネルの入口から約2km掘り進んだ所で水脈にぶつかってしまい、毎分36トンもの水が出てきてしまいました。
この時、高森町の湧水8ヶ所が枯れて、住民の水道が断水する騒ぎになったそうです。
工事は一時中断になり、その後トンネルの計画自体がなくなりました。

トンネルの上からの眺めです。

右に階段があり、下りて行けそうです。
中に入るつもりはなかったのですが、上の湧水館で丁寧な説明を受けたので、入園料(300円)を支払って中に入りました。

工事を中断したまま閉鎖されていた高森トンネルと周辺を親水公園として整備し、掘削全長約2kmのうち550mを一般公開しています。
先の方に何やら電飾が見えてきました。

クリスマス飾りや!・・・時期外れなw
殺風景なトンネル内を楽しんでもらおうと、年二回、クリスマスと七夕の飾り付けを地元の幼稚園や商店街・企業が行っているようです。

トンネル内の最奥部手前に「ウォーターパール」があると聞いていたのですが、「ウォーターパール」とは?
特殊ストロボライトを利用して、一本の流水が水の玉に見えて、時には止まったり、時には逆流しているように見える、光と水のイリュージョンでした。

最奥部です。
壁からどんどん水が流れてきます。
『水質保全のため、お金等水路に入れないで下さい。』とお願いが書いてあるのですが、何故か日本人は入れちゃうのですね。w
水路の底を覆い尽くさんばかりのコインが見えます。w
トンネルなので、来た道を帰るしかありません。

屋外へ戻ってきました。
パンフレットと同じアングルで撮影しました。
コメント
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