島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

命名「岩ぼうろ」

2008-01-14 11:49:20 | 気象
昨日の閉館後に撮影した一枚です。
平成新山は、昨日の日中はずっと雲の中に隠れていました。
閉館後「さあ帰ろうか」と外に出ると雲がなくなっており、お山が姿を現していました。
水蒸気の白さも混ざって分かりにくいですが、溶岩ドームが白くなっているのが分かりますか?
降雪はなかったので、雪とは考えられません。
昨日の垂木台地の気温は3~4度でした。おそらく平成新山では0度を下回っていたでしょう。
風も強く吹いており、雲の流れも速かったです。
その雲が氷点下の平成新山にぶつかって水蒸気が凍りついてしまったのではないでしょうか。
木々にこの現象が起きると樹氷や霧氷と呼ばれており、雲仙の霧氷は有名です。
雲仙では霧氷のことを「花ぼうろ」と呼んでいます。
そこで勝手に「岩ぼうろ」と命名しましたが、いかがでしょうか?
今朝もまだこの「岩ぼうろ」若干残っていますが、とても天気が良いのでいつまで見られるか分かりません。
またこのような現象が見られるということは、それほど溶岩ドームの熱が冷めてきている証拠でしょうね。
ちなみにお山の下をきれいに区切っているのは当センターの屋根だったりします。
コメント
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