カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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これから本州付近は天気荒れる。11日は冬将軍が襲来

2007-03-10 12:23:17 | インポート

07031009  

→②07030921

→③070309211

引用図は、全て気象庁HPより引用。①は3月10日9時の天気図 ②は3月10日21時の予想天気図 ③は3月11日21時の予想天気図です。

大陸から、本州めがけて、低気圧や前線を含む気圧の谷が進んできました

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引用図④の日本付近の3月10日9時の雲画像図(赤外)より、本ブログ3月4日の記事に紹介したように、中国大陸からシベリアにかけてと東シナ海にお椀をかぶせた形の白く輝いた雲がみられます。

特に中国大陸からシベリアにかけてのものは、ひときわ白く輝いたものですね。今後、これらの地域に低気圧が発生し、その低気圧が発達する兆候です。引用図②③を見てみても、一目瞭然ですよね。

各種予想図(引用できなくてすみません)今後、全国的に風が強まり(低気圧通過前は南東から南西風 通過後は北西から西より風)、北海道から山陰にかけての日本海側を中心に、暴風警報クラスの風速が見込まれます。本州近海は、これから12日にかけて、日本海を中心におおしけが予想されるでしょう。また、10日夜から11日早朝にかけて、東海地方太平洋側の上空1500メートル付近では、おおむね南より風となりますので、本ブログ3月5日の記事で紹介したように、富山県の川沿いを中心に、「神通おろし」などの局地風が強まる見込みですよ。

また、11日になると、北海道から九州にかけて、平地でも雪を降らすような強い寒気が上空に流れ込んできそうです。寒気の中心は東北から北陸で、この方面の上空5500メートル付近で-36℃以下(大雪警報クラスの降雪となり始める状態)となりますので、東北から北陸を中心に、大雪には注意ですね。とりわけ、あす11日日中には、上空を弱い谷が通過する見込みで、これに伴い、長野県周辺でもまとまった降雪も予想されるでしょう。交通機関は要注意です。