ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

孤高のブナ「波平ピークで飯」

2020年10月02日 23時35分17秒 | Weblog
中倉山周辺にはもう一つ、いつ誰が名付けたのか不明なポイントが存在する。
「波平ピーク」と呼ばれるポイントがそれだ。

はじめてその名を聞いた時には「?」だけがぐるぐると頭の中を駆けめぐり、いったいどんなところなのか分からなかった。
自宅に戻りPCで画像検索をしたところ、謎は一発で解決した。
と同時に笑いがこみ上げ思わず「なぁるほどね! それで波平か(笑)」
と、妙に納得した。

孤高のブナのポイントから歩いて30分程だったろうか、それらしきポイントが見えてきた。
もちろんこのポイントは誰かが意図的に作った物であることは明らかだが、なぜこのような物にしたのかは不明だ。
そして不思議なことにこのポイントが作られて以来、登山者の手に触れられることはあっても、壊されず、崩れず今に至っているということだ。
マナーと言われればそれまでだが、それにしてもよくこのままの形を維持してきたと感心した。

これがその「波平ピーク」だ。

もうおわかりだろう(笑)。
いまさら解説は不要だ。

さて、今日はここまでとし、かなり空腹でもあったので昼食とした。

今日のメニューはチルドの肉団子とカレーリゾット、そしていつものブイヨンスープ。
日帰り登山でもあったことから、保冷剤で肉団子を冷やしたまま登ってきた。
テント泊では絶対にやらないことである。
だって保冷剤とパックだけでも重量負担になるしね。


肉団子をお湯で温め、あとはFDのカレーリゾットにお湯を入れて待つだけ。
料理時間はしめて6分ほどで食べられる。


アルミホイールを敷いたフライパンにリゾットと肉団子を移し、では「いただきま~す♪」。

日帰り登山の場合、昼食の殆どはカップ麺だが、たまにはこんなささやかなリッチ感を味わうのもいいものだ。
フライパンにアルミホイールを敷いたのは、汚したくなかったから。
つまり帰宅後に洗う手間を省きたいだけのことなのだが、これはこれで後片付けが結構楽になる。
それに陸上自衛隊の隊員の方々の野戦食ではごく当たり前のことでもある。
彼等の場合、兵式飯ごうの中にビニール袋を入れているらしい。
今度やってみよう(笑)。

食後に珈琲を飲み、下山の準備をした。
そしてもう一枚だけパチリ。


十分笑わせてもらった波平ピークを後にし、ピストンで戻る。
もう一度孤高のブナを見て、そしてちょっとだけ寄り道をして下山予定。
だがそのちょっとだけの寄り道は、以外と大変な寄り道となってしまった。