ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
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みちのくひとり旅:下戸ではないが・・・

2012年01月21日 20時17分28秒 | Weblog
ドライバーさんから頂いた会社名刺に記載されている携帯番号に連絡し、神社まで迎えに来てもらった。

時間的にちょっと厳しいかなとも思ったが、事前に地図で調べてあった「酒蔵」であれば駅までそう遠くはない。
「すみませんが、ほまれ酒造に寄ってから駅に向かってください」とお願いした。

酒、とくに清酒に関しては味はよく分からない。
下戸ではないが、日本酒はあまり呑まない方だし、自分から購入することはまずなかった。
それでも「やっと来た喜多方だし・・・」という思いと、「唐橋ユミ」さんの実家であるという興味もあって行くことを決めていた。

唐橋ユミさん。
フリーのアナでTVやラジオにも出演しており、毎朝車の中で聴いている文化放送の番組コーナーでは、自分が出したメールがよく読まれていることもあり、勝手ながら親近感はあった。

個人で酒を購入できる販売所があると聞き、敷地内をあちこち歩いたのだが、あまりにも広大な敷地に驚いた。
酒蔵と呼ぶよりは、ファクトリーといった方が合っている。
途中従業員の方々とすれ違ったのだが、すべての人から丁寧にお辞儀をされ、「いらっしゃいませ」と挨拶をいただいた。
当たり前のことのようだが、会社としての一つの方針が徹底されている。



販売コーナーを案内してもらい、のれんをくぐった。
酒蔵は何度か訪れたことはあるが、ここまで明るく落ち着いた雰囲気の店は初めてだ。
大きな窓の外には立派な日本庭園があり、ましてや雪景色。
由緒ある日本旅館にでも来ている錯覚だった。


「正直言って日本酒の味はよく分からないのですが・・・」
と言うと、比較的味の違いがはっきりとしている数種類を出してもらい試飲をした。
甘口、辛口、マイルドさ、すっきり感、これなら自分でも分かる。
好みとしては「辛口ですっきり」。
自分用のものと、明日東京で友人と会うことになっていることもあり、その土産として数本を買った。

店内をよく見てみると、唐橋さんのポスターがあった。
令嬢さん直々に商品のポスターとなっている。



「よければ是非庭園を見ていってください」と言われ、和室に案内された。
こんな自分でも思わず畳の上に正座してしまう雰囲気で、しばし見入ってしまった。
本当に雪がよく似合う静かな庭園だった。



だが残念ながらもう時間がない。
会津行きの発車時刻が迫っていた。

店の方にお礼を言い、タクシーで駅へと向かった。
「ん、なんか体が温かいぞ?」
思い返してみれば、さかづきで8杯ほど呑んだかな(笑)。
たったそれだけでわずかながら体に火照りが出てきた。
なんとも安く酔える体質だ。

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