斜度はまだまだ厳しく、スリップや踏み抜きに注意しなければならなかったが、徐々に見覚えのある周囲の状況に安心した。
安全を優先し、ゆっくりと下山すればそれだけ時間を要する。
しかし怪我をしてしまえば元も子もない。
時間経過のリスクと怪我のリスクを比べれば、どっちを優先すべきかは考えるまでもない。
ルート上の残雪は殆ど消えたが、今度はぬかるみのお出ましだった。
これはこれでスリップが怖い。
下山ルートであれば転げ落ちる事もあり得る。
右方向から聞こえてくる水の流れる音が大きくなってきた。
「急斜面ももうすぐ終わりだよ。」
そう、川がルートに近づいている証拠だ。
雪解け水も混じって、いつもより水量が多いような気がした。
川の中に手を入れてみたが、思わず「ウォー!」と声を出してしまいそうになるほどの冷たさだった。
「さぁて、竜宮までもう少し。でっかい湿原が待ってるよ。」
「は~い、楽しみです♪」
小さな橋を渡り、ほどなくして湿原の一部を見渡せるポイントまで来た。
すると広々とした湿原の中に、白い点々としたものを目視することができた。
「ん? あれってひょっとして・・・」
確証はなかったが、近づくにつれ「やっぱりそうだ」と確信が持てた。
見事なまでの水芭蕉の群生地帯だ。
画像ではその一部しか分からないが、実際にはもっと広範囲の大群生だった。
せせらぎの土手沿いに咲く水芭蕉。
なんか食べられそうな気がしてきた。
木道沿いにもこんなに咲いていた。
去年とはうって変わっての群生に三人とも大はしゃぎだ(笑)。
来て良かった。
誘って良かった。
そう思える、ちょっと安心した瞬間だった。
これほどの水芭蕉の群生を見たのはもちろん初めてのこと。
年が違い、数日でも日が違っていれば自然も違った顔を見せてくれる。
残雪に少々苦労はしても、こうして素晴らしい顔も見せてくれる。
竜宮十字路手前の大群生地帯。
ため息が出そうな風景に、どうしても足が止まってしまう。
「どう? お姉さん達。来て良かったでしょう?」
「超感激! 嬉しいで~す!」
初めての尾瀬で、これだけの水芭蕉との出会い。
お姉さんたち、ラッキーだよ!
安全を優先し、ゆっくりと下山すればそれだけ時間を要する。
しかし怪我をしてしまえば元も子もない。
時間経過のリスクと怪我のリスクを比べれば、どっちを優先すべきかは考えるまでもない。
ルート上の残雪は殆ど消えたが、今度はぬかるみのお出ましだった。
これはこれでスリップが怖い。
下山ルートであれば転げ落ちる事もあり得る。
右方向から聞こえてくる水の流れる音が大きくなってきた。
「急斜面ももうすぐ終わりだよ。」
そう、川がルートに近づいている証拠だ。
雪解け水も混じって、いつもより水量が多いような気がした。
川の中に手を入れてみたが、思わず「ウォー!」と声を出してしまいそうになるほどの冷たさだった。
「さぁて、竜宮までもう少し。でっかい湿原が待ってるよ。」
「は~い、楽しみです♪」
小さな橋を渡り、ほどなくして湿原の一部を見渡せるポイントまで来た。
すると広々とした湿原の中に、白い点々としたものを目視することができた。
「ん? あれってひょっとして・・・」
確証はなかったが、近づくにつれ「やっぱりそうだ」と確信が持てた。
見事なまでの水芭蕉の群生地帯だ。
画像ではその一部しか分からないが、実際にはもっと広範囲の大群生だった。
せせらぎの土手沿いに咲く水芭蕉。
なんか食べられそうな気がしてきた。
木道沿いにもこんなに咲いていた。
去年とはうって変わっての群生に三人とも大はしゃぎだ(笑)。
来て良かった。
誘って良かった。
そう思える、ちょっと安心した瞬間だった。
これほどの水芭蕉の群生を見たのはもちろん初めてのこと。
年が違い、数日でも日が違っていれば自然も違った顔を見せてくれる。
残雪に少々苦労はしても、こうして素晴らしい顔も見せてくれる。
竜宮十字路手前の大群生地帯。
ため息が出そうな風景に、どうしても足が止まってしまう。
「どう? お姉さん達。来て良かったでしょう?」
「超感激! 嬉しいで~す!」
初めての尾瀬で、これだけの水芭蕉との出会い。
お姉さんたち、ラッキーだよ!
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