久しぶりに「南八ヶ岳縦走」を再開したい。
横岳手前のリッジに差しかかり、ここでリッジの東側(左手)へと下りた。
リッジの雪壁に沿ってゆっくりと進む。
ここは左手に落ちたらアウト!
その先はどちらに落ちてもアウト!
そしてその先にあるヨコバイは右手に落ちたらアウト!
慎重さを必要とする区間だ。
先に自分が進み、N君が後から続く。
そうそう、マイペースで良いからゆっくりでOK。
スタンスポイントを確認しながら進めば大丈夫だ。
次にヨコバイ手前のリッジ。
思っていた以上に積雪があり、これはこれで助かった思いがした。
つまりルートに幅が生まれているということで、「線」ではなく「面」に近い状況だった。
N君に少しだけ先行してもらい撮ってもらった写真。
この僅かな距離のポイントだが、一本の線上となっている場合もあるので今回はラッキーだ。
N君と合流し、ヨコバイへと向かう。
ここは横岳の主峰が影となっており殆ど日が差さない。
これが原因でアイスバーンとなってしまう事もあり極めて危険だが、今日は固い雪面の急斜面でありアイゼンの爪が程良く刺さってくれ助かった。
スリップし落ちればアウトだが、ピッケルとクサリを上手く併用しながら登れば問題はない。
左手へと巻くように登り、岩の切れ目に繋がるルートへと進む。
その切れ目で待機し、N君へOKの声を出した。
ヨコバイを進むN君。
今日一番の危険区間だけに確実な一歩が大切になる。
できればピッケルは左手(岩壁側)が良いのだが、クサリを利用していれば問題ないだろう。
岩の切れ目からN君を待つ。
ここまで来れば山頂までもうほんの少しだ。
切れ目の先で再び合流した。
「どう? なかなかだったでしょう。」
「初めてだったら一人じゃ無理でしたよ。確かにさっきのリッジに来てもまだ先のルート状況が見えないのが分かりました。なるほど、こんなにクネクネしながら登るポイントだったんですね。」と言って苦笑いのN君だった。
さぁ目の前の鉄梯子を登り切ればすぐ横岳だ。
アイゼンを装着したままの鉄梯子登りは、奥穂高岳で経験済みだし問題はないだろう。
自分が先行して梯子を登る。
爪を引っかけなければ特に危険はない。
横岳山頂まであと僅か。
心なしか嬉しさがこみ上げてきた。
梯子の上でN君を待つ。
山頂まであと5分かな。
慌てずに登ろう。
梯子を登り切り、最後の登攀となった。
PEAKは見えている。
真っ青な青空に真っ白な頂が見えた。
これぞ冬山(雪山)登山ならではの景色だろう。
ラストの登攀。
ゆっくりと雪面を踏みしめながら一歩、そしてまた一歩。
登頂手前で足を止め、N君を待った。
合流し一言。
「俺は何度も来ているから、ここからのラストは一人で行って。」
N君に先頭を譲り登頂を目指した。
左側に山頂の指標が見える。
後方からカメラのディスプレイを覗けば、雲一つ無い青空だった。
午前10時、横岳登頂。
休憩時間は多くはなかったが、あまりの好天に写真撮影ばかりしてしまったこともあり、ここまで5時間ほどかかってしまった。
横岳初登頂おめでとう!
サングラスとバラクラバで顔は見えないが、大喜びのN君だった。
少し遅れて自分も登頂。
ここには赤岳とは違った感動がある。
過去の登頂では、なんだかんだで横岳には苦労していることが多く、思わず指標を抱きしめた。
スタートからここまで、今日はまだ誰とも出会っていない。
それだけ登山者が少ないのが冬のこのコースの特徴だろう。
先ずはお疲れ様!
十分に景色を堪能し、一息入れたら「三叉峰」へ向けて縦走開始だ。
横岳手前のリッジに差しかかり、ここでリッジの東側(左手)へと下りた。
リッジの雪壁に沿ってゆっくりと進む。
ここは左手に落ちたらアウト!
その先はどちらに落ちてもアウト!
そしてその先にあるヨコバイは右手に落ちたらアウト!
慎重さを必要とする区間だ。
先に自分が進み、N君が後から続く。
そうそう、マイペースで良いからゆっくりでOK。
スタンスポイントを確認しながら進めば大丈夫だ。
次にヨコバイ手前のリッジ。
思っていた以上に積雪があり、これはこれで助かった思いがした。
つまりルートに幅が生まれているということで、「線」ではなく「面」に近い状況だった。
N君に少しだけ先行してもらい撮ってもらった写真。
この僅かな距離のポイントだが、一本の線上となっている場合もあるので今回はラッキーだ。
N君と合流し、ヨコバイへと向かう。
ここは横岳の主峰が影となっており殆ど日が差さない。
これが原因でアイスバーンとなってしまう事もあり極めて危険だが、今日は固い雪面の急斜面でありアイゼンの爪が程良く刺さってくれ助かった。
スリップし落ちればアウトだが、ピッケルとクサリを上手く併用しながら登れば問題はない。
左手へと巻くように登り、岩の切れ目に繋がるルートへと進む。
その切れ目で待機し、N君へOKの声を出した。
ヨコバイを進むN君。
今日一番の危険区間だけに確実な一歩が大切になる。
できればピッケルは左手(岩壁側)が良いのだが、クサリを利用していれば問題ないだろう。
岩の切れ目からN君を待つ。
ここまで来れば山頂までもうほんの少しだ。
切れ目の先で再び合流した。
「どう? なかなかだったでしょう。」
「初めてだったら一人じゃ無理でしたよ。確かにさっきのリッジに来てもまだ先のルート状況が見えないのが分かりました。なるほど、こんなにクネクネしながら登るポイントだったんですね。」と言って苦笑いのN君だった。
さぁ目の前の鉄梯子を登り切ればすぐ横岳だ。
アイゼンを装着したままの鉄梯子登りは、奥穂高岳で経験済みだし問題はないだろう。
自分が先行して梯子を登る。
爪を引っかけなければ特に危険はない。
横岳山頂まであと僅か。
心なしか嬉しさがこみ上げてきた。
梯子の上でN君を待つ。
山頂まであと5分かな。
慌てずに登ろう。
梯子を登り切り、最後の登攀となった。
PEAKは見えている。
真っ青な青空に真っ白な頂が見えた。
これぞ冬山(雪山)登山ならではの景色だろう。
ラストの登攀。
ゆっくりと雪面を踏みしめながら一歩、そしてまた一歩。
登頂手前で足を止め、N君を待った。
合流し一言。
「俺は何度も来ているから、ここからのラストは一人で行って。」
N君に先頭を譲り登頂を目指した。
左側に山頂の指標が見える。
後方からカメラのディスプレイを覗けば、雲一つ無い青空だった。
午前10時、横岳登頂。
休憩時間は多くはなかったが、あまりの好天に写真撮影ばかりしてしまったこともあり、ここまで5時間ほどかかってしまった。
横岳初登頂おめでとう!
サングラスとバラクラバで顔は見えないが、大喜びのN君だった。
少し遅れて自分も登頂。
ここには赤岳とは違った感動がある。
過去の登頂では、なんだかんだで横岳には苦労していることが多く、思わず指標を抱きしめた。
スタートからここまで、今日はまだ誰とも出会っていない。
それだけ登山者が少ないのが冬のこのコースの特徴だろう。
先ずはお疲れ様!
十分に景色を堪能し、一息入れたら「三叉峰」へ向けて縦走開始だ。