ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

SIMULATION

2010年03月20日 00時47分05秒 | Weblog
無理してザックを買った。
検討に検討を重ね、45リットルサイズとした。
メーカーは「M」だが、同じメーカーでもこれまた似たようなタイプのザックが幾つかあった。
季節やトレッキングの内容、日程、状況、目的、場所などをできるだけ詳細に説明し、店員さんと検討した結果選んだものだ。
この店員さん。決して無理に購入をしてもらおうという「いやらしさ」がまったく無い。
懇切丁寧に商品の説明をしてくれただけでなく、彼自身も登山を趣味としているだけに、自身の経験を元にわかりやすいアドバイスをしてくれる。ありがたいことだった。
何度もこの店に通ううちに顔見知りになり、彼なら安心して任せられる存在となった。

さて、昨夜のこと。
家族が寝静まった深夜、一階に下り隠密行動を開始した。
予め準備しておいた登山用具や衣類等々をザックに詰め込んでみた。
もちろん出来るだけ本番に近い状況の荷物を選定し、水は2リットルのペットボトル2本とした。
去年の夏の登山と同じような荷物だったが、決定的に違うのは同じアイテムでも軽量コンパクト性をはかったことだ。
ものによっては「予備」も必要だったが、必要最低限とした。

「おぉ結構入るじゃないか!」
深夜の1時に、一人でニヤニヤしながらの自己満足。
だが、これからが勝負。
実際に背負ってみた。
「ん?・・・あれっ。 何か入れ忘れたかな?」
あまりの軽量さに、拍子抜けだった。
ヘルスメーターで量ってみると、驚愕の数値が出た。
なんと、わずか12㎏しかないのだ!
「うっそぉ~!去年の半分じゃんかぁ」
仮に何らかの荷物が増えても、これなら何とか15㎏程に抑えることができる。
もう嬉しくて嬉しくて、真夜中に両手を挙げてのバンザ~イだった。 
しかし、冷静に考えてみれば、いかに昨夏の登山に無駄があったかということになる。
軽量コンパクト性を重視した新アイテムを多く取り入れたことは大きいが、それを差し引いても昨夏の登山は明らかな失敗、そして失態だった。
真夜中のシミュレーションは大きな収穫となった。
時期が近づいたら再度荷物を厳選し、シミュレーションをしてみようと思う。