ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

そうだ 京都へ行こう・・・5

2008年03月06日 21時52分00秒 | Weblog
昼食を済ませ、地下鉄に乗り祇園方面へと向かった。
早めに今夜の宿に行き、とりあえず荷物を預けた。
今夜の宿はちょっとだけ特別だ♪
一度は泊まってみたいと思っていた通称「片泊まりの宿」と呼ばれるもの。
京都らしい古い和風建築で、一日数組しか泊まれない小さな宿。夕食は付かず朝食のみ。つまりは「片泊まり」というわけだ。
その割には値段が高いとも思ったが、いざ宿に着いてみて感激。
「おぉ~まさしく京都の宿♪」
八坂神社から二年坂を通り、その通りから横に折れた細道にその宿があった。
二年坂は、まるで修学旅行の団体様御一行がぞろぞろと歩いているような混雑だった。
それがたった一本の道をそれただけでこんなにまで静かだとは・・・。

まずは荷物だけ・・・と思っていたのだが、女将さんがお茶を入れてくださった。
せっかくなので頂くことにしたが、ホテルで言うところのロビー(まぁ小さな和室だが)で、中庭を眺めながら飲むお茶のなんと心和むことか。
祇園の喧騒が嘘のように静まりかえった宿だった。

女将さんの娘さんが挨拶に来てくれた。
*以下、はっきりとは覚えていないが、こんな感じの京言葉だった。
「ようこそお越しやす。お疲れどすかぁ」
「いえいえ、楽しみにしていた旅行ですから。」
「ほうですかぁ。」
「ここは道を一本外れただけで静かですね」
「静かなだけがとりえなんどすえ。」

かぁーーーっ たまらん!!
京に来て初めて聞いた本物の京言葉だ!
じ~~んと胸に染みる言葉だった(笑)。

さて、三年坂を登り清水へ行くか。