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安居院 西法寺

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写真は、外観。

安居院 西法寺(あぐい さいほうじ)は興聖寺の北側にある浄土真宗の寺院で、唱導の安居院流の始まりとして知られています。

アクセス
市バスの天神公園前で下車し、前方最初の交差点を左折します。
40mほどで突き当りを右へ、さらに35mほどで左T字路を左折します。
ここからさらに約100m進んだ左手に、安居院 西法寺の表門があります。

平安時代後期、現在よりさらに南の地に天台宗の里坊として創建されました。
安居院流唱導の祖とされる澄憲(ちょうけん)法印、そしてその子の聖覚(しょうがく)法印と鎌倉時代まで受け継がれます。
しかしその後は応仁の乱、天正年間にも焼失。
1593年に現地に再建されます。
江戸初期に浄土真宗本願寺派に組み込まれ、西陣焼けや天明の大火で焼失しています。

通常公開などはしておられませんが、2019年は毎月19日に法話の会をしておられ、その際にお邪魔しました(2020年からも月1回開催ですが、日程が変わるそうです)。
なお4月の聖覚忌は2019年から中止されているそうです。

表門から入ると、右手に庫裏、正面に柴折れ戸があります。
柴折れ戸をくぐると前庭で、右手に本堂、左手に蔵があります。
そのままなっ直ぐに進んだ突き当り左手の奥に、聖覚法印の墓という大きな五輪石塔が、その右手には1926年の道路改修中に安居院旧地から出土した石造五輪卒塔婆が、さらに左手には宝篋印塔の笠石があります。

本堂に入ると内陣の中央に本尊の阿弥陀如来立像が、右手には親鸞上人像、左手には地蔵菩薩像がお祀りされていました。
また内陣上方の欄間の透かし彫りや、内陣内部側面上方の天女の壁画なども立派なものでした。

10:30から11:00まで正信念仏偈をお唱えします。
11:00~11:30頃まではお呼びした講師の和尚さんの法話。
11:30からお寺の方のまとめがあり12:00頃に解散になりました。

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