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豪商 稲葉本家


写真は、主屋(中央)と吟松舎(右)。

豪商 稲葉本家は美濃稲葉家の末裔が、この地で糀製造で得た富を背景に廻船業を営み、豪商となった邸宅です。

アクセス
京都縦貫道を進み、丹後大宮ICで降り、国道312号線を左折します。
約4㎞先の長岡大橋を直進し、ひたすら国道312号線を進みます。
約20km進むと久美浜町内の本願寺のY字交差点に来るので、ここを右の側道に進みます。
約400m先のT字路を左折。
さらに約350m先の左手に豪商 稲葉本家があります。
なお駐車場はさらに少し行き過ぎた右手に、無料の市営駐車場があります。

表門を入ると左手に主屋の入口があります。
参観は無料です。

主屋に入ると、まっすぐに吹き抜けの土間の通り庭があります。
左手には手前に玄関間、中央にみせの間が並びます。
さらに奥は板の間の廊下が横断し、2階への階段もこの中央にあります。
廊下の奥、玄関間の隣には8畳の奥座敷、その右(中央)には仏間(6畳)と書斎(6畳)があり、みせの間の奥に当たります。
さらに右手には8畳の中の間が横1列に並んでいます。
中の間のさらに奥に並んで10畳のひな飾りの間があり、1月から4/5までは御殿雛が飾られるそうです。
この横1列に並ぶ奥座敷、仏間、書斎とL字につながるひな飾りの間に囲まれて、主屋の庭園があります。
手前は芝生で、奥には松が並んでおり、佐野藤右衛門の作庭だそうです。

ひな飾りの間の奥には宝蔵があり、中には稲葉家の資料が展示されています。

2階へ上がります。
2階は新婚の間で、13代目が結婚するにあたり造ったそうです。
8畳と12畳の間が並び、12畳の間に横には4.5畳の書院もあります。

土間に戻ります。
土間の右手から外に出ると2つ米蔵があり、これらには絵画が展示されていました。
土間の右手奥は元々台所で、おくどさんが残っています。
今は特産品販売所です。

土間を抜けて主屋を出ます。
出ると広い芝生で、左手には別棟の吟松舎(ぎんしょうしゃ)があります。
右手奥は工房があり、予約しておくと陶芸、お香や絵皿の体験が出来ます。

工房の左には大きな裏門があります。
雛御門で、屋根の両側には大きな卯建があるのが特徴です。

吟松舎
蜂須賀斉昌公来遊に際し、江戸期に建てられたと伝えられる建物で、今は喫茶になっています。
主屋の板の間の廊下伝いに、主屋ともつながっています。

こちらで名物のおはぎ(玉露セットで550円)や名物のばら寿司(1100円)を注文すると、こちらに入れて頂けます。

8畳間が2つ並び、その間の欄間は久美浜駅の裏山から稲葉家まで通した水路を模した形になっています。
さらに4.5畳と6畳の口の間が附属しています。
吟松舎の庭園は、苔が非常にきれいです。

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