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東福寺10 通常拝観4 霊雲院(東山南部散策10)


写真は、九山八海の庭。

霊雲院は室町時代に岐陽方秀によって開かれた塔頭で、当初は不二庵と呼ばれていました。

通天橋の手前にある道を右折して奥に進むと表門があります。
表門に入り、右手に折れると庫裏の玄関があります。
玄関で拝観料は300円を納めて、庫裏に上がります。

庫裏の2間を経た隣に方丈(本堂)があります。
方丈は禅宗形式の6間構造ですが、手間の奥は公開していません。
仏間には釈迦如来像がお祀りされています。
そして方丈と隣接してさらに奥側に細長い小書院があります。
小書院の奥には3畳小部屋が平成25年再建されており、月照忍向と西郷隆盛が密談していたと云われています。

方丈に面して九山八海の庭があります。
中央に肥後細川家から拝領の遺愛石を配し、周囲には白砂が波紋をなし、九山八海が築山や白砂で表現されています。

そして方丈の裏手には茶室 観月亭があります。
秀吉の北野大茶会当時のものを移築したと云われています。
臥雲の庭”は入り組んだ白砂で雲を表現した枯山水庭園です。
この臥雲の庭が奥にある茶室“観月亭”の露地庭園にもなっています。




コメント ( 3 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
場所は違えど… (super-meteor)
2013-02-11 08:57:59
”東福寺”の霊雲院ですか…

ここの枯山水における庭園部の方々の評価はどのような感じなのでしょう?

東福寺にある数多くある名庭園達と比べて、印象が薄かったから気になりました。いずれ、再訪してチェックしなおしますが

―――――

情報を流した通り、10日に“妙心寺”の霊雲院に行ってきました。
2級のほう様、京極堂様、お約束通りここからは僕の業務ですね。ちゃんと、報告します。

まず、内容は禅についての法話でした。これは霊雲院が数月に一度ぐらい行っているようで、次は桃の節句の日に行われます。
今回の題材は臨済禅師の行いをまとめた『臨済遷化』の一節の評釈でした。西田幾多郎は何一つでませんw

方丈内に入ると、まず、座禅……多くの参加者は何ごともなくやってました。ですので、書院(重文)目的の僕はこの時点で完全浮いていましたw まわりはガチです。
そして、そこから、お経を皆さんで唱えます。僕は般若心経ですらおぼつかないのに、、さらに聞いたことのないお経がひたすら続きます。……この時点で前日オールしてたスーメテは意識が飛びました。

その後、天狗のように鼻の高い住職(すいません)による評釈が始まり、ぶっ続けで1時間半……説話の内容自体は興味深いものはありました。しかし、前日の清和院の件wも重なり、疲労困憊で何度も墜ちました。

全てが終わり、スーメテはここからが本番!書院前庭から、裏に回り、重文の書院を発見。杮葺きの小さな書院でしたが他の建物と比べると時間を乗り越えた風格はあります。
むろん、外観しか見れませんでしたが、それで満足できました。

他に気になったのは、玄関近くと、方丈の前庭隅にあった石灯籠の笠です。全体として「茸」のような印象を与えるような、自然の丸みを帯びた形をしていました。

報告は以上です。

――――
その後、庫裏前で“うっかり八兵衛”の配役を頂けなかったWAN師匠と出会いました。師匠も霊雲院のあの行事に参加していたことを知り、ビックリ!部屋の一番後ろにいたとのこと。三日間で2回も出くわすことにもビックリw

そこで、すかさず清和院の話で師匠の心を揺さぶろうとしたところ、、2級のほう様、京極堂様! 僕らの浅い知識と目論見など通用する相手ではなかったですよ。 僕の今熱烈に行きたい某所には100回以上詣でている師匠は当然足を運んでいましたし、しかも、清和院から九博にわたった重文の観音像も、とっくに見ていました。九博でw

師匠、恐れ入りました。
八兵衛にはなれなくても、黄門様バリの印籠が師匠にはあります。
今後ともご指導よろしくお願いします。



 
 
 
super-meteorさま (amadeus)
2013-02-11 09:06:18
>東福寺”の霊雲院ですか…ここの枯山水における庭園部の方々の評価はどのような感じなのでしょう?
そうですね。
悪くはないのですが、特別印象にも残りにくいです。

さて妙心寺の霊雲院は、月に1回ぐらい上記のような座禅会をしているようですね。

しかし重文の書院、御幸の間に入るには下記のようなイベントでないと難しいですが、滅多にないですね。

http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/8d6d3ec132006d7af1dd3e7caa44877f
 
 
 
Unknown (WAN)
2013-02-11 19:25:56
霊雲院は、京都13仏霊場の一つで文殊さんです。(因みに、もう片方の普賢は、相国寺の大光明寺ですからなかなか通な選択ですね笑)
この庭は、遺愛石の印象が強いです。三玲の庭にしては、(遺愛石以外は)少しあっさりしているように思えました。

すーめてさまへ
近くの某所は、幼少時に毎週日曜朝から両親とお参りしていたからその数になるのです(笑)
清和院は、洛陽33の最終だから印象に残ってます。小さいですけどね。
九博は一度だけ、知合いの結婚式関連で訪れた際にチェックしただけですよ、さすがにわざわざは(笑)。
すーめてさま、寒い中テンションの高い話に付き合ってもらい申し訳なかったです。m(__)m
まあ、どこかで休憩しながら話してたら夜になってたかも(笑)
 
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