ジョディ・フォスター監督×ジョージー・クルニー×ジュリア・ロバーツ主演。とくれば、観に行くでしょう。
という訳で、映画「マネーモンスター」を観に劇場へ。
一昔前の映画なら、女性に対して、バックアップする男性上司というパターンだったのが、
※「アンカーウーマン」(1996年:ソェル・ファファーが演じるローカルアナウンサーが、メッジャーになるまで、ロバート・レッドフォード演じる男性プロデューサーが応援)、「プリティ・ウーマン」(1990年:ジュリア・ロバーツ演じるさえない女の子をリチャード・ギアが立派なキャリアウーマンに育て上げる)
時代は進み、、ジュリア・ロバーツ演じる敏腕プロデューサーが、番組進行タレントのジョージー・クルニーをサポートする映画です。
全米で人気のTV「マネーモンスター」(アマチュア投資家向けのワイドショー)の進行担当ジョージー・クルニーが、いつものように軽いノリで、勝手に番組を進行している・・・。
そんな、ナマ放送中のTVスタジオに、この番組の情報を信じて買った株が暴落して、財産を失った男が爆弾を持って飛び込んで来る。
放送中の番組が、突如、「番組をハイジャックした爆弾男」の生放送になる!
警官がスタジオの裏に待機しながら、男の狙撃を待つ。
しかし男が持つスイッチが指から離れると、ジョージー・クルニーが着せられた「爆弾チョッキ」が爆発する。
放送ルーム内にいるディレクターのジュリア・ロバーツが、「爆丸チョッキ」で、拘束されているジョージー・クルニーに、イヤホンで冷静に指示を出しながら、番組は全米に生放送されて行く・・・。
冷静で聡明なジュリア・ロバーツと、おバカでお調子者のジョージー・クルニーの演技に釘付けされながら、スタジオジャックが続く。
ドキメントタッチで進む中、今のマネー世界(ウォール街)の闇が暴かれて行く・・・。
監督のジョディ・フォスターが、アカデミー賞受賞者3名で創った社会派映画です。
この映画の「エンディングロール」で、流れるラストソングの詞に、監督が描きたかったテーマが表されていた。
【評価】★★★★