旧暦8月16日の(今年は9月15日の敬老の日)に、糸満市真栄里で300年余りの伝統を誇る大綱引きが行われた。
私は、「真栄里の大綱引き」が、妻の沖縄の友人の家の前からスタートすると案内を受けたので、妻と一緒に9:40過ぎに訪問した。
そしたら、そこは西村(イリ)の宗家(ムートゥヤー)で、屋敷内にある神屋(カミヤー)で、祭りの装束に着込んだ人たちが拝んでいたのだった。
大感激をして、以降イリ側に同行して、その日の祭りを堪能させて頂いた。
10時過ぎから、前庭で棒術の戦いの舞が披露された後、旗頭2基を先頭に、公民館前の広場へ移動。
▲<前庭で行われた演武>
公民館前の大縄のそばで待機。
そこでは、戦い前の戦意を鼓舞する空手の形踊りを5~6人が行った。すると、80歳以上と思われる「おばあさん」が、カチャーシーを踊り始めた(終わった後、杖をついて観衆の中に消えたのには驚いた)。
11:30、ホラ貝とドラの音でスタートして、男たち40~50名で、むかし「馬場」だった戦いの場のメーミチ広場へ出陣。
そこは、村のお祭り広場になっており、全長108mの綱が引ける広さと、観客が座れるようなコンクリートの階段状見物席も作られている。来賓席を用意されている。ガジュマルや屋根の上で観覧する人もいてパワーが一杯の観客だった。露店も出ていた。
次回、後編へ続く。