ピザcafeは、楽しくて。なので、自分のココロに向き合わなければ。・・・です。

2023年5月17日　水曜日曜日

ある時から、　木曜日ぱん屋さんで、お馴染みの　数名さまがお見え下さった後は、殆ど　お客様がお見えにならない状態が続いています。

それまで、　結構の数でぶら下げられていた　完売札も、　ここの所　殆ど出番が無くなって来ました。


昨年、　同じ町内に　天然酵母のぱん屋さんが新たに開店されました。

作る事に夢中な私は、　指して　外に世界の事に興味も抱かず、　その情報も、人から教えてもらって知りました。

私と同じ様なパン。　と、　その情報を教えて下さった方の感想でした。

何気なく、　その新たに開店したパン屋さんのインスタを覗くと、　毎回の　「　完売しました。　」　の情報を伝えておられました。

学びの為に　パンを買わせて頂きに行くと、　私には、　私と同じ様なパン。　だとは　とても思えませんでした。



亡くなった義父が、　87歳になった時、　突然、　新車を購入してきた事がありました。

周囲の親族　全てが、　義父の衰えを感じ、　運転の危うさを感じ、　とても世の中では通用しないであろう能力を痛感し、　運転自体を辞めるべきだ。　と、　感じていました。

長男の主人が、　ココロを鬼にして、　義父にその旨を正しましたが、　義父の口から出た言葉は、

「　俺は、　運転が上手なんだ。　今までの小さな　ぶっつけ事故は、　おばあちゃんが横から声をかけたり、　邪魔な所にブロックを置いたりしてあっての事だ。　」

←　それまでに　義父は、　何度も、　何度も、　小さく車をぶつける失敗をしていました、、、

「　自分は、　ちゃんとできているのに、　何で　お前たち夫婦は、　免許を取り上げようとするんだ。　親子の縁を切ってやる。　」

ってな、　展開にまで進みました。


主人は、　小さな会社を営んでいます。　その主人が、　今　「　最も難しい　と考えている事が、　引き際の在り方だ。　」　と、　呟きます。


私は、　この歳になるまで、　長い事　色々な場面、　出来事を見聞きして来ました。

最初に　天然酵母の学びを与えて下さった先生の姿と、　その後の生き方と、　在り方と、、、、、

コルドンの先輩でもあった　鎌倉の素晴らしく活躍されていたぱん教室の先生のその後。。。。

本まで出された　旗の台のパン屋さんの、　活躍、　話題からのその後の姿と、　そのパンと、　その後の展開と。。。。

インスタにアップされる　センスの良い写真と、　美辞麗句と、　実際を知るギャップと、、、



何一つ、　変わらないものは無く、　何一つ　衰えないものは無く、　時と共に、　姿は変わって行きます。

お見えになるお客様も、　留まる事無く　流れて行かれます。

全てが　移り変わって行きます。

その中で、　一番恐れる事は、　87歳の時に新車を買った　亡き義父の様では、　ありたくない。　と言う思いです。



その点、　ピザcafeは、　楽しいです。

新聞広告の効果は、　開店2回で、　消え失せ、　その後は、　Take outのお客様は、　全くお見えにならず、

ピザを食べにいらっしゃる方も殆どなく、　いつもの、　閑古鳥パラダイス、　開店休業状態ですが、　主人と二人、　少しでも良いピッツアを焼ける様になりたくて、

研究と練習を繰り返しています。　閑古鳥パラダイスでも、　誰も来なくても、　良いピッツアを目指している時間がとても楽しくて、

色々なお店の情報を下さるお客様もいらっしゃいますが、　自分達の目指すピッツアの姿がちゃんとあって、　おかしい程に、　ぶれることなく、　面白いのです。

夫婦の楽しい、　目指す目標。　二人だから、　ココロの迷いも軌道修正出来て、　面白い事　に、　出来るのだと思います。


私のパンが、　世の中とずれてしまったのならば、　足掻く事なく、　静かに　フェードアウトしたいと思っています。

だって、　必ず、　そんな時が来るのだから、、、、　　それを、　正しく見極める眼差しと、　強さが欲しいです。

くだらない事を　長く書いてしまいました。　急に暑さが襲ってきて、　身体も　ココロも　少し疲れて、　色々な言葉に狼狽えている自分が居ます。。。。。


明日取り組む予定のパンは、、、、

長時間発酵バゲット。　パン　オ　ノワ。　ブラックオリーブのチャパタ。　カカオドショコラ。　フリュイ　ルージュ。　南部小麦の田舎ぱん。　チーズコッペ。

フランス食パン。　2色のクロワッサン。　干し柿とピスタチオ。　カシューチェリー。　ドイツパンのベルリーナラントブロード。

バナナブレッドも焼きました。　カヌレも、、、、

ほうれん草とベーコンのキッシュもございます。

明日も、　変わらずのご利用をお待ちしております。