ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

本当に、 くだらない呟きをします。 現実。 ・・・・です。

2024年09月05日 | 日記
2024年9月5日 木曜日



長い事、 夏休みを頂戴しておりました。

来週の木曜日より、 ぱん販売の再開を計画しております。

我が儘をお願いして、 パネットーネの講習会受講の為に、 予定よりも前倒しでの夏休みへの突入でした。

「 長い事、 お休み出来て、良いわねぇー。 」 と、お感じになった方も多々、 いらっしゃることは覚悟しています。

それでも、 この異常気象の状況で、 この世界の以上状況の状況で、 小さな、 小さなぱん小屋のエアコンをMaxにしながら、 発酵器を使用しての酵母の管理、 ぱん生地の管理。 私には、 出来ませんでした。

その状況に、 ココロも無理でしたし、 悲しい事に、 財政の維持も無理。 でした。

小さな、 小さな施設で、 たった一人で、 添加物を使用しないパンを作る。 当たり前の様に、 数も作れないし、 沢山のパンを売る事も出来ません。

買って下さるお客様から頂戴出来る売り上げは、 全てと言ってよい程、 次の材料の購入に充て、 深夜からの連続18時間労働の私の、 お給金が、 出る事はありません。

それでも、 「 人と繋がって居たいから。 」 「 老後の、 自分の存在位置が得られるなら。 」 そうして、 一番の理由が、 「 パン焼き、 上手になりたいから。 」 と、

寄る年波の身体を だまし、 だまし、 取り組んで来ましたが、、、、、

夏休みを頂いた当初は、 念願のパネットーネの講習会に参加でき、 本場のイタリア人シェフからの学びを受ける事が出来ましたが、 それも、 参加費、 二日で、 2万円。 二日、 東京に通う為に、 2万円の出費。

パネットーネの講習会の費用で、 チマチマ パンを売り上げる事の出来る ひと月分の売り上げが消えて行ってしまう始末。

おまけに、 材料に拘る私は、 売り上げの50%は材料に充ててしまうので、 ってか、 私の様な小さな取り組みは、 効率よく材料を、 格安で購入する事が出来ませんので、、、

良い物を作ろうとすると、 私の様な環境では、 成り立つ事の出来ない現実にぶち当たります。


自分の人生を生きてきて、 私たち家族の為に頑張る主人と共に生きる為に、 子供を、 きちんと育てる事を選びました。

そんな時間を過ごすとき、 貧しく、 生きる事が精一杯だった私は、 本格的に何かの学びに向き合う事が出来ませんでした。

子供たちが、 成長し、 独立してくれた時、 本格的なパンの学びを受ける事が出来る様になれました。 けれども、 その時は、 既に、 寄る年波の、 人生の余白の時間でした。

念願のコルドンの学びを受ける事が出来たのは、 娘の様な年齢の仲間に交じって、 最年長の自分が居ました。

私は、 私の努力で、 私の生きる、 生き方で、 何者にかなりたかったですが、 自分でそれを得る生き方をしてきませんでしたし、 生きる上で、 そんな事さえ考える程、 能力がありませんでした。

子供たちが独立した時、 自分の生きる道に邁進しましたが、 その時は既に、 寄る年波を回避する事も出来ず、、、、、

一生懸命に、 私が手にする事の出来つつある パンの道 に向き合いましたが、 頑張れば、 頑張る程、 私の手は動かなくなり、 指は変形し、 腫れ、 痛みに悩まされる様になりました。

夏休みを頂戴してから、 やっとこ、 病院に駆け込みましたが、 検査、 検査の連日で、 国立病院から、 紹介で、 群大の先生に。

レントゲンを撮り、 MRI検査をして、 血液検査をして、 また、 血液検査、 レントゲン。。。。

「 パネットーネの練習をするぞ。 」 「 ガレットデロワの練習をするぞ。 」 の、 言葉は、 いつの間にやら、 「 少し、 横になろうかな。。。 」 に代わって行きました。


そうして、 今日、 群大の先生から告げられた言葉は、

「 リウマチの数値も、 膠原病の数値の問題ありません。 腎臓の数値が良くなくて、、、、   指の腫れと痛みは、 変形性関節症です。 」 でした。

結局、 加齢と 腕の酷使。 差し当たっての対処法は、 ロキソニンの痛み止めと、 安静と、 鎮痛薬等々の様で、、、、

私の指は、 醜く節くれだち、 歪み、 曲がり、 腫れて、 絶えず痛みを発します。  これが、 寄る年波の現実。 です。



昨年、 イタリアに短期留学を思いつきました。 イタリア料理を、 少しでも学び、 高山村の山の家 ピッツアcafeでの取り組みに、 自信を得たかったからです。

2ヶ月の短期留学の申し込み寸前で、 パネットーネのファイナル選出、 本戦出場の流れになり、 私は、 イタリア留学を、 次の機会にしよう。 と、 本選出場を選択しました。

こんな状況になってしまって、 それをとても後悔しています。 私は、 チャンスを生かす事よりも、 認めてもらえる欲を選択してしまったから。。。

人は、 齢を取って行きます。

私の様な年齢は、 坂道を転がる様に、 全てが、 衰えて行きます。

情けない事に、 立ち上がるのにも、 膝に手をついて、 身体を支えながら、 やっとこ、 「 よっこいしょ。 」 って立ち上がる様になってしまいました。

ロコモチブシンドロームの予備軍です。

「 運動をしなさい。 」 「 歩きなさい。 」 きっと、 皆さん そうおっしゃって、 朝夕、 歩いたり、 カーブスとかに、 毎日通われるのでしょう。

私は、 月曜日に ルヴァンをつないで、 パネットーネのリエビトをつないで、 木曜日ぱん販売に向けての計量をして、

ルヴァンは、 2時間 複温をして、 2時間20分 発酵をさせます。

リエビトは、 20分から30分捏ねて、 生地温 27℃にまで上げてから、 18℃の水に入れて、 18℃で維持します。

その間に、 取り組むパンの粉の計量をします。

使用する粉は、 自分なりのブレンドをしますので、 何種類の粉をはかり入れます。

キッシュに取り組む際は、 キッシュの生地を仕込みます。

スコーンに取り組む際は、 前日に起こした酵母を使用して、 生地を仕込みます。

13種類の生地の計量が終了すると、 副材料の準備に入ります。

ドライフルーツは、 ドライから戻し、 ← 熱湯で、 1~2分 お湯に通します。

くるみは、 渋皮を除去します。 ←一粒 一粒。

夜から、 卵サンド用の食パンを仕込みます。 ←オートリーズをするので、 1時間は、 捏ねまでに、 待ち時間が発生します。

火曜日は、 ルヴァンの増量。 2時間 複温し、 2時間20分の発酵。

焼き菓子に取り組みます。 足りない材料の調達。

水曜日は、 8時からの仕込み。 

木曜日は、 午前 2時半からの作業。

金曜日は、 ピッツアcafeで提供する事になった アンティパストの材料購入。 と、 夜から、 卵サンド用の食パンの仕込み

土曜日は、 朝一で、 ピッツアcafe用の材料調達。 と、 アンティパストの仕込みと、 食パンの焼き上げ。 午後は、 高山村 道の駅での材料購入と、 ピッツアcafeの準備。

自然の酵母の管理と、 小さな 小さな取り組みの現実は、 これなのです。

それで、 良い材料を使いたい。 正直に取り組みたい。 その結果が、 これなのです。

私に、 老化対策の カーブス通い、 運動等の時間の余裕が、 どこに存在るのか、、、、




伊勢崎に、 全ての材料をオーガニック食材を使用したお店があります。 娘の所に行くついでに寄らせていただくと、 小さな、 小さなブルーベリータルトが、 1,200円 + 消費税。 価格でした。

私は、 自分の分を購入する事が出来ずに、 娘のお土産分だけを買わせていただきました。

けれども、 訪れるお客様は、 絶える事が無く、 お隣のイートインコーナーも満席で、 2店舗目の取り組みの案内も頂戴する程、 お店は、 盛況でした。



木曜日パン屋さんんも、 自分で拘れる範囲で、 良い材料を使用しています。

高山村 ピッツアcafeは、 使用する材料も、 本当に良い物を使って居ます。


それでも、 今の世の中では、 継続する事が、 難しくなってきた居る事を目の当たりにしています。

手作りよりも、 お手頃価格。

手作りよりも、 インスタ映えする商品。

手作りよりも、 目新しい商品。

安全な食材よりの、 手頃な価格。

時間をかけた物よりも、 便利に、 欲しい時に、 欲しい物を手に入れられる便利さ。

書き出せば、 限りがありません。。。。


結局、 パン婆ちゃんは、 変形性関節症の、 負け組なのが、 現実なのだと思います。


来週、 木曜日ぱん販売の再開を予定しております。

お馴染みさまが、 再開を忘れていらっしゃらなければ、 ちゃんと取り組まなければ。 とは、 思っているのですが、、、、

寄る年波と共に、 頑張る力は、 既に、 消えて行ってしまったのが、 現実。 です。



人は、 漏れることなく、 老いてしまいますから、、、、、


本当に、 くだらない事を呟きました。

これが、 世の中からドロップアウトしてしまった私の現実なのです。


世の中に組み込まれる事が出来ている方は、 そのまま、 そのまま、 生きる事をお勧めします。

自分で生きる道は、 しんどいです、、、、

コメント
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