ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

ピクニック?

2012-01-21 00:30:55 | 博士な日々のよもやま

雪の吹きすさぶ急な長い坂道を登り切ったあたりのJICA東京で、
朝からみっちり3時間、10人余りのシリア人の皆さんに講義。

思いがけない質問の嵐。
しかもどこがツボなのか予測不能。
でも最後は大喝采を受けて写真撮影ぜめ。

その足で大学へ。
夜の公開講座の準備、司会、そしてみんなで中華の円卓を囲む。

息もつかせぬペースで一気に一日が終わって、
終電近くの帰りの電車で1人になったとき、
ふと口ずさみたくなった歌。


丘を越え行こうよ 口笛吹きつつ
空は澄み青空 牧場をさして

歌おう ほがらに
ともに手を取りランララランララララララ

ララララ あひるさん
ララララララ やぎさんも

ララ 歌声合わせよ 足並みそろえよ
きょうは ゆかいだ


いい一日だったんだな。

めちゃめちゃ寒かったけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲れてはいけない

2012-01-18 17:51:29 | 故障中ヒイラギ

昨日は、家に帰って温かくて栄養たっぷりの夕食をもりもり食べたものの、
どうもなんだかかったるくて気分が乗らないので、あきらめてさっさと寝ることにした。

残ってる仕事は、早朝に目が覚めれば、それからやればよいし。
熱いお風呂にしっかりつかって、ぽかぽかしたままベッドにもぐりこんだ。

ぽかぽかどころじゃなく、体温が急上昇してるのに気づいたのが夜中。
朝まで熱にうなされ、朝イチで近所のお医者さんで解熱剤を処方してもらう。

「疲れないように注意しなさいね」

ゆうべ熱出た、今ちょっと下がった、昨日は寒かった、って聞いただけで、
無茶な働き方してるなって見抜いてるこの先生、名医かも。


ちなみに、人体ってすごいなと思うのは、
思い返してみれば二、三日前からサインらしき症状はあったんだなということ。

水分を取りすぎてるわけでもないのに、やたらとトイレに行っていた。
悪さしそうなウイルスを、必死で外に出そうとしていたのかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優雅にいきましょ

2012-01-17 19:41:42 | 仕事人ヒイラギ

「ここのオフィスには音楽を流さなきゃダメよ♪」

と心の広いことを言ってくださる先生がいらっしゃるので、
お言葉に甘えて、PCで適当に音楽ファイルを再生しながら仕事をさせてもらっている。

職種柄、書き物というか、原稿チェックのような仕事も少なくないので、
いちおう、なるべく、遠くの方で鳴っているのを聴き流せる程度の音量で。

本日のプログラムは、

≪午前の部≫
♪ ホセ・カレーラス ミサ・クリオージャを歌う
♪ マリア・カラス―ever!

≪午後の部≫
♪ シネマ・カラヤン
♪ Pictures at an Exhibition(展覧会の絵)

こういう職場だから、オペラやなんかの暗譜も比較的ラク。
ありがたいことです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年の初ダウン

2012-01-15 17:23:25 | ヒイラギのひとりごと

一昨日、昨日、とけっこうな強行軍をやっていたので、
さすがに一日だけの休日に気が緩み、軽く発熱して今日は動けず。


一昨日の金曜日は、プレミアで目にすることがかなわなかった、
「清明上河図」という中国宋代の絵巻物を観に、国立博物館アゲイン。

いくらなんでも平日の朝イチならばなんとかなるだろうと思って、
カイシャに行くより早く家を出て、着いたのが開館して15分後くらい。

すでに会場の平成館の前から手前の本館わきまで、みっちりと行列。
トランシーバー片手に係員がやってきて、衝撃発言。

「会場にお入りいただくまで約50分、
 『清明上河図』を最前列でご覧いただくには、その後180分ほどお待ちいただきます」

しめて4時間。

今日この時間帯でこれなら、出直したらもっとえらいことになるんだろうし、
せっかく来たからとハラを決めて、スペースマウンテンよりも長い空前の待ち列に挑戦。

お隣や前後に並び合わせたおじさまたちやおばさまたちと励ましあいながら、
待ちきれなくなってきた高齢の女性に押しのけられそうになるのをお隣のおじさまにかばっていただきながら。

ついに5メートル余りの『清明上河図』の現物をガラス越しにまじまじと鑑賞し、
北京故宮博物院のその他の展示物もひととおり鑑賞し終わったのが午後2時ごろ。

4時間はかからなかったとはいえ、整理券が配られるでもなく、並びっぱなし。
思わずその足で鍼師のセンセイのところへ。

話を聞いたセンセイがいつもより念入りに治療してくれて、
だいぶん体が軽くなって帰宅。


さて、翌日の土曜日は、とある講演会とオペラの稽古のハシゴ。
講演会場は知多半島の中部国際空港、オペラの稽古はモチロン東京。

カイシャ行くより早かった昨日よりもさらに早く家を出て、新幹線で名古屋方面へ。
初めてのセントレア空港は、飛行機利用まったく関係なしというのがご愛嬌。

友人の社会起業家さんの主催で、錚々たる日本のキーパーソンたちが一堂に。
どのセッションも勉強になる内容で、ぎゅっと中身の詰まった3時間半。

熱のこもった講演は延びるに決まっていて、こそっと退席しようとしたら、
主催の彼が追いかけてきてくれて、ドアの外でこれまた熱のこもった話をしばし。

結局、6時から稽古だなーと思いつつ名古屋から新幹線に乗り込んだのが5時半過ぎ。
稽古場に着いたころには立ち稽古はほぼ終わって、最後の休憩に入るところ。

こっそり隅っこに座ったのになぜかみんなにハデに見つかって、
後半のマエストロ音楽稽古は無理やり前に座らされ、みっちりお稽古。

帰り際、仲間のおひとりから、ちょっと早いけど、とプレゼントをいただいた。
今年もヒイラギさんに福がたくさん訪れますように」と、節分の福豆。


たっぷり濃い味の48時間にみごと耐え抜いたかと思いきや、の頭痛・発熱。
ややふがいなし。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運勢どおり

2012-01-12 23:38:44 | 仕事人ヒイラギ

年末に、ひまつぶしに占いの本をぱらぱら見てみて、

――うわ~来年は“八方ふさがり”やって。最悪や…

と凹んでいたら、ほなそんなもん見んとき、とハハから慰められ。
うん、そうする、と閉じかけたとき、短いフレーズが目に留まった。

「どんなに逃げ回っても、責任ある立場に立たされます」

だって。と、ハハに読み上げて聞かせると、
そら、それだけ信頼していただけるということやろ、ありがたい、と。

まーね。

今日も、年が改まって社会復帰してからわずか3日目にして、
さっそくの12時間勤務。

同時に走っているプロジェクトがどれも急ぎで、
それぞれに問題を抱えている状態で、新プロジェクトの打合せ。

勤務時間が長すぎると同僚に心配されつつ一応逃げ回ってみたものの、

「結局、ヒイラギさんしかできないし」

と先生ご夫婦がそろって頼りにしてくださって、この状態。

逃げ場はないぞ、って意味での、“八方ふさがり”ってことなのかな。
当たってるかも。

ま、人生は修行、ってことで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリアから来られる方々への講義

2012-01-11 22:05:37 | 仕事人ヒイラギ

という珍しい仕事をくださった依頼元から、メールが来た。

「いただいた講義資料のアラビア語訳が出来上がりましたのでお送りします」

ご丁寧にありがとうございます。
律儀なお仕事ぶりに、恐縮いたしております。


しかしながら。。。


すいません、さすがに、何書いてあるんだか、サッパリ分かりません。

第二外国語はラテンな感じでスペイン語だったもので。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰ってきたチャラ男

2012-01-10 21:45:53 | 仕事人ヒイラギ

休み明け、初日。
先生も同僚も東北出張で、社長は何やら私用で行けなくなったと電話が来て、
2012年の仕事始めは、久しぶりにオフィスに一人きり。

夕方ちかくになって、隣の部屋に人がやって来た気配と物音。
しばらくして、鉄筋にクワ~ンと響くくしゃみをして、おっきな音でハナをかんだかと思うと、
聞いたことのある声が、だれかと電話で話してる。

チャラ男

さすがに今日はフロア中静かだし、お互い部屋でひとりで仕事してるしで、
お帰り、久しぶりじゃん、元気だったかい、ってつい思っちゃう感じ。

今年もよろしく~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬休み最後の一日

2012-01-09 22:29:44 | ヒイラギのひとりごと

やっぱりプライベートに徹することにした。

仕事の再開に向けて準備をしようと思っていなかったわけでもないけど、
“気分が乗らない”ことを無理にやってもたぶん大した成果は得られない。

じゃあ何なら気分が乗るのかというと、どうも、やっぱりお箏なのらしい。

『ルチア』のCDを聴きながら昨夜の稽古をひと通りは復習するも、
気がつけば畳の上に座って爪をはめている。

一面をC#の平調子に、一面をDの古今調子に。

ひとしきり弾いて歌って、疲れたらお茶を飲んで一服して、次の曲。
またひとしきり弾いて歌って、疲れたらまたお茶を飲んで一服して、お箏を取り換える。

違うお調子で気分を変えて、同じように繰り返す。
昨日のお稽古とリハーサルを忘れないうちに、何度も何度も刷り込む。

一日中でも、何日でも、こればっかりやっていられるのはどうしてだろうな。

やっぱり好きなんだろうな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダブル初稽古

2012-01-08 22:33:33 | 芸能人ヒイラギ

お箏もオペラも今日が初稽古。

午前中はお箏。
まず師匠と娘先生に新年のご挨拶を申し上げて、
『秋の曲』は手事から二段まで一気におさらい。
最後にひとりで弾き終わったころにメンバーがそろって、
続けて『新浮船』のリハーサル。

夜はオペラ。
いよいよ今日から立ち稽古で、
馬場先生もマエストロもソリストさんも大集合。
ただひとりお腹が出ていない男性ソリスト・アルトゥーロさんは、
今日もにっこり笑って爽やかに声をかけてくれた

ごきげんよく、一日中音楽だった日曜日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熈代勝覧(きだいしょうらん)

2012-01-07 12:48:00 | ヒイラギのひとりごと

昨日プレミアに誘っていただいた北京故宮博物院展の目玉、
「神品 清明上河図(せいめいじょうかず)」の解説が、
国立博物館のウェブサイトに載っている。

全長約5メートルの絵図には、汴河(べんが)という大河の流れに沿って、
上流の村から下流の都市部への人々の生活や風俗が細密に描きこまれている。

「庶民の幸せな日常生活が画面に満ち溢れています」というくだりを読んで、
日本のそういう絵巻物をどこかに観に行った気がすると思って、キャビネを大捜索。
そうそう、これこれ、と出てきたのが江戸博で買った『熈代勝覧』のCD-ROM。

江戸時代の日本橋界隈の活気に満ちた様子が細かく描かれている長~い絵巻で、
本体はなぜかドイツのベルリンにあるものが来日したのだったと思う。
当然、日本橋が描かれていて、「清明上河図」には虹橋とよばれる橋が描かれている。

なんだかとても似ているなー、と、ナマの「清明上河図」をよけいに観たくなった。

そういう絵図らしいです、と誘ってくれたお兄ちゃまに話していたら、彼もやっぱり、
それは珍しい、ぜひ観てみたいね、と、古い中国絵画の貴重さを解説してくれた。

戦乱や騒乱がとても多い歴史を持つ中国は、
古い時代の美術工芸品として絵画の類が焼失されずに残っていること自体が、
非常に珍しいのだそうだ。

「土の中から掘り出されるようなものはたくさん残ってるんだけどね」

なるほどー。
やっぱり万難を排して観に行かねばって気がしてきた。

ちなみに、“熈代勝覧”というのは「輝ける太平の世のすばらしい景観」という意味だそう。
今こそ私たちが取り戻したい世の中の姿、なのかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする