ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

今年の初おでかけは上野

2012-01-06 23:31:49 | ヒイラギのひとりごと

お昼を過ぎたころ、思いがけないデートのお誘いメッセージが、
Facebookに飛び込んできた。
“歳の離れたお兄ちゃまたち”のひとりから。

「北京故宮博物院200選」展の関係者プレミア、だなんて。
“めったにある機会じゃない”という種類のことにはことのほか弱く、
まったく何の予定もありませんから喜んで伺います~♪と二つ返事でおでかけ。

目玉の展示品は「神品 清明上河図」
国立劇場のウェブサイトには「緊急決定」とあったほどの、
門外不出の中国美術の至宝の初来日。

これをプレミアで鑑賞できるとあって、予想外に招待客がホントに来てしまったらしい。
プレミアなのに、正面の本館前には黒~い長~い待ち列の影。
そこへ次々にハイヤーが横付け。

TDLほどではないとしても。
15分かそこら、おしゃべりしながらじりじりと進んで行って、
ようやく本館の入り口に到達したら、これから配る整理券は21時以降の鑑賞だという。

「ないな。」

“お兄ちゃま”と二人で同時にそう答えていた。

招待されながら観られない人が続出で、後日あらためて内覧会が開かれることに。
そのときゆっくり「神品 清明上河図」を観ることにして、本日は入館とりやめ。

目立つ場所にある割に、歴史がありそうな正統派の洋食屋さんを発見。
美味しくいただきながら、たくさんたくさんおしゃべりした。

たった4時間かそこらのお出かけだったけど、知的にギュッと濃かったひととき。

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まだお正月気分

2012-01-05 22:45:02 | 芸能人ヒイラギ

成人の日まではカイシャがお休みなのだけど、
世間の人たちは昨日から動き出しているので、
ちらほらと大学のほうの仕事がらみでメールが来始めた。

そういうメールへの返信やら、
お洗濯やら炊事やら買い物やら、
戻ってきた年賀状の書き直し&ポストまでひとっ走りやら。

そんなことをすき間の時間に片づけつつ、本日はお琴三昧。
外が明るい間のほとんど全部、
4曲ぐらいをぐるぐる繰り返し弾き続けてひたすら練習。

弾いてる間だけは、ほかのことを何も思わずに済む。
座禅みたいなものかな。

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今年は芸能活動から始動

2012-01-04 18:08:35 | 芸能人ヒイラギ

お弾き初めというのは正月二日が多いらしいけれど、
ま、今年初めて、には変わりないので今年は今日ということに。

まずは筝を平調子で。
春の温習会恒例の組歌、それと29日の演奏曲。

三絃に持ち替えて、温習会での演奏曲。
同じ二上がりなので、久しぶりに『萬歳』もフルで弾いてみる。

筝を古今調子にして、『冬の曲』、
続けて練習も兼ねて、『秋の曲』

最後に、『暁の歌』
去年、復興を願うお家元の想いが表れた選曲に、思わず手を挙げて、
想いをこめて暗記演奏していたわりには、ところどころ忘れかけている。

気持ちも新たに、今年はお稽古に全力投球する予定。


それにしても『秋』の調子替えには納得がいかない。
六と斗を一音ではなくて半音上げにしたほうが、絶対に、明らかに、
音楽として美しいし、目の前に情景が浮かぶようないかにも“秋”な音になる。

・・・って、じつは、音楽的にいろいろ追究してそう思ったわけでは全然なく。
単に、ずうーっと、何の疑いも抱かずに、間違えて半音上げで予習していたことに、
今日初めてチューナーで調弦を確認していて今さらようやく気がついた、ってだけだが。

吉沢検校の古今組5曲中、春・夏・秋・冬の4曲は、
別人が器楽的な手事部分を作曲して現在の形になったといわれているけれど、
『秋』は確かにそうだなと思ってしまう“とってつけた”感。

別人が作曲したうえに、書き間違えた譜が出回ったんじゃ・・・
なんて悪あがきな妄想をふくらませてみたり。
なんだろう、これ、替手と合わせればしっくりくるようになってるんだろうか。。。

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カレーラスのエドガルド

2012-01-03 18:50:34 | ヒイラギのひとりごと

José Carreras

テノール歌手といえばやっぱりこの人。
神様から与えられた声としか思えない。

今日は朝からずっと、『ルチア』に聴き入っていたけれど、
何度リピートしても、ARIA FINALEは泣ける。
声とか歌というよりも、感情そのものが音楽になっているみたい。

先に天に召されたルチアへの想いがそのまま、
空に吸い込まれていくような。

オペラという世界を教えてくれたこの人のエドガルド、
生の舞台を観てみたかったなー


さ、今夜はテレビでオペラコンサート。
合唱指導のイケメン先生が合唱で出演予定。
観なきゃ。

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「いんぐりっしゅですか。」

2012-01-02 19:47:27 | ヒイラギのひとりごと

久しぶりに帰省ラッシュどまんなかの大晦日に移動などすると、
出張などとはまた一味ちがった出会いがあるもので。

移動と待ち合わせの合間のちょっとした時間つぶしに、
駅のスタバでホットココアを飲みながら、
ようやく手をつけたばかりの『Steve Jobs』の続きを読書。

来しなの新幹線の2時間ほどで読んでいたのは、
イントロから第1章まで。
さて、続き。

子供時代から、学生時代のはちゃめちゃエピソードへと差し掛かって、
時折、ふふっ、と小さく笑ってしまったりとしていたら、
左のほうから何か、じぃーーーっ…、という気配。

顔を上げると、お隣のテーブルのおじさまが、
少し驚いたような顔をして、こちらの手元をじいっとのぞいておられる。
本の分厚さにびっくりされたのかしらと思ったら、

「それは…、いんぐりっしゅですか。」

ええっと、生まれて初めて耳にした質問形式だな、と一瞬ひるんでから、
あ、はい。とお返事したら、
見るからに「ほほう~」という顔をされて、それから、

「難しいなあ

と、破顔一笑。

あはは。
つられてこちらもつい笑ってしまった。

一期一会の会話があたりまえにできる空気感が、
京都ってところにはまだ残っている。

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