お昼を過ぎたころ、思いがけないデートのお誘いメッセージが、
Facebookに飛び込んできた。
“歳の離れたお兄ちゃまたち”のひとりから。
「北京故宮博物院200選」展の関係者プレミア、だなんて。
“めったにある機会じゃない”という種類のことにはことのほか弱く、
まったく何の予定もありませんから喜んで伺います~♪と二つ返事でおでかけ。
目玉の展示品は「神品 清明上河図」
国立劇場のウェブサイトには「緊急決定」とあったほどの、
門外不出の中国美術の至宝の初来日。
これをプレミアで鑑賞できるとあって、予想外に招待客がホントに来てしまったらしい。
プレミアなのに、正面の本館前には黒~い長~い待ち列の影。
そこへ次々にハイヤーが横付け。
TDLほどではないとしても。
15分かそこら、おしゃべりしながらじりじりと進んで行って、
ようやく本館の入り口に到達したら、これから配る整理券は21時以降の鑑賞だという。
「ないな。」
“お兄ちゃま”と二人で同時にそう答えていた。
招待されながら観られない人が続出で、後日あらためて内覧会が開かれることに。
そのときゆっくり「神品 清明上河図」を観ることにして、本日は入館とりやめ。
目立つ場所にある割に、歴史がありそうな正統派の洋食屋さんを発見。
美味しくいただきながら、たくさんたくさんおしゃべりした。
たった4時間かそこらのお出かけだったけど、知的にギュッと濃かったひととき。