努力の方向

ココロのおもむくままの自然体生活実践中につき、
以前にもまして、努力の方向を誤りがちな近ごろのヒイラギ。

このあいだのオペラ稽古でマエストロからこっぴどいダメ出しを喰らい。
途中で素にもどるなんてもってのほか、
パリ市民になりきる演技をそれぞれでよぉく考えて来なさいって宿題を出され。

たぶんほかのメンバーは。
楽譜を読みこんで全員の歌詞の意味を頭に叩き込むなり。
歌詞と演出の行間を埋める動作を自分なりに考えるなり。

ところがヒイラギは。

まずはパリ市民らしい名前と設定だよね、と自分と子役のフランス名の考案にいそしみ。
その過程でどうしても思い出せない『ベルばら』登場人物の名前を確認すべくマンガ本読みふける始末。

で、あーそうそう、と結論に落ち着いたのが次の稽古日の今朝。

フランス的ヒイラギは、元貴族の家柄だけどいまは落ちぶれてる花売りシングルマザーのロザリー。
１０歳になる息子の名前は、早逝した父親ゆずりのベルナール。

ついでに、思い出せそうで思い出せなかったのはスウェーデン伯爵のミドルネームで、
そこも無事解決。
そうそう、名ゼリフはこうだった。

「わが名は、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン」

んーやっぱり今夜の稽古でも叱られそうな気がしてきた。