出席3名。
こりゃー1コマでさくっと終わるかな~、と、友人と夕食の約束をしていたくらいだったのに、フタを開けてみれば、2時間30分休憩ナシの大激論だった。
そりゃそうか、ヒイラギ以外の2名は、いつもどんなときもひと言モノ申さずにはいられない論客中の論客。
そこへ先生が加わって、もうどんどんクレッシェンドな感じで議論は白熱するばかり。
何がそんなに白熱したかって、「社会的企業とその他の企業を分けるものは何か」ということなのだけど、それって言い換えると、社会的企業をどう定義するか、ていうソモソモ論。
何を研究するにせよ、最初の定義づけは非常に重要で、このソモソモ論をはずすことはできないってことも重々理解はしている。
が、正直、ちと引っかかる。
ソモソモ論の定義づけから出発して、先行研究で裏打ちしながら、仮説を構築したり実証したり、というのが、一般的な、順方向の研究アプローチ。
でも、先行研究がほとんどないような新領域の場合、それじゃあ困るよね?というのが、思考の出発点だった。
だから、ソモソモ論は、必要だろうけどできない、というところから始めるしかなかった。
それがこの1年半だったわけで。
先行研究がない新領域では、フィールドから事実を拾い集めて、そこからファクト・ファインディング的に仮説を逆構築して、説得性のある定義を一から生み出す、というような逆方向の研究アプローチを採らざるを得ないのではないかな~・・・。
今さらあらためて、ソモソモ論に戻れと言われてもね~・・・。
ま、言い訳かもしれないけど。
そんな気持でゼミ参加してたものだから、どうも目の前で繰り広げられてる論戦も、互いに噛みあってないように聞こえるばかり。
右から左へ受け流してしまいました。 先生、ごめんなさい。
さらに、もともと1コマ分ぎりぎりの集中力しか持ち合わせてないので、90分を過ぎたあたりから、ところどころ意識が遠のく。
目は開いてて、目の前の様子は見えてて、戦わされてる言葉も聞こえてるのだが、記憶がない。
・・・って、あれ?、そんな話、どっかで聞いたな~。
ロシアに同行した天然系男性スタッフさん。
「目の前の上司が言ってることを、自分じゃちゃんと聞いてて、じっさい聞こえてるんですけど、意味が分かんないんですよね~」
どうしよー。同じ病かも。