日時 平成19年4月1日(日) 十一時開演
場所 東京証券会館ホール(茅場町)
東京メトロ日比谷線/東西線 茅場町駅中央改札 8番出口直結
終演予定が六時ごろ。
新名取披露の曲は、五時すぎごろの見込です。
地歌筝曲に関心ある方はぜひお運びください。
午後三時ごろからは、聴き応えのある曲が続くと思います。
半月ほど前だったか、地下鉄に乗り合わせた女性の二人組。漏れ聞こえる話の雰囲気から、二人とも派遣ワーカーらしい。昨日の新聞でも大きく取り上げられていた、正社員と同じ職務内容の派遣ワーカーの、正社員との待遇格差。彼女たちの話はその実例のようだった。
二人のうちの一方が、正社員を置かずに、正社員よりも低い時給で派遣ワーカーばかりを雇う方針の会社に派遣されているという。
会社側にしてみれば採算性を重視した結果なのだろうが、そこで働く者からみれば、やはり「その会社で働く意味がわからない」ということになるのだろう。採算だけはとれても、それは労働の質の確保という意味では、疑問だ。彼女の不平不満は、正当だ、と思いながら聞いていた。
しばらくして、話は意外な方向にズレていった。
くだんの彼女はこううそぶく。
「絶対に定時に帰れて、残業はないんだけど、仕事の中身が濃いんだよね」
もう片方の彼女がはげしく頷きながら、一言こう言った。
「やっぱり、仕事はラクなほうがいいもんねえ!」
あれっ? いや、そういう話だったの?
派遣ワーカーって本来、専門スキルを売る人たちのことだもん、仕事の中身は正社員と同じに濃いものなんじゃ??
いつのころからか、派遣と臨時雇いがいっしょくたにされている気がしてならない。
折しも、非正社員と正社員の月給格差が開いているという厚労省調査の結果が報道された。
アルバイトやパートが含まれていることも一因だろう。でも、それよりも。
専門スキルを有さない派遣ワーカーも、
高度な専門職としての派遣ワーカーも、
単なる有期雇用の契約社員も、
高度な専門職としての契約社員も、
ぜんぶぜんぶひとからげにされているせいで、派遣ワーカーの時給が低く抑えられてしまっているのではないのかなぁ。
そんな気がしている。