自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

地域ミュージアムで考える(78)

2018-01-27 | 随想

魅力的な体験内容をいかに生み出し,それに息吹きを吹き込み続けるか。この点は施設の今後を左右する大きな要素です。何事も同じことを繰り返すだけでは惰性・停滞を必ず生じさせます。

わたしが担当する『土曜ちょこっとサイエンス』でもいつも市民ボランティアの方と話し合い,改善策を考えるようにしています。これは内容の検討であったり,やり方の工夫であったりします。干からびとか形骸化とかは知らず知らずに来るので警戒が要ります。

その中で,わたし自身が❝サイエンスおじさん❞を演じる日に関した話題を書きとめておきます。冬季は蝶凧作りをしています。結構人気があって盛り上がります。しかし,これだけでは体験の幅が限られるので,工作物を新たに考えてみることに。

それはバランスバード。ヤジロベエ工作の一つです。よく似たものにバランストンボがあり,よく知られています。しかしバランスバードの方はほとんど知られていないというか,ネット上で検索しても見つかりません。型紙はわずかです。それに,わたし好みの昆虫バージョンはまったく見当たりません。「それなら自分で作るほかないか」と思い,さっそく試作。

薄手の紙に図を描き切り抜いてみると,意外にもうまくいきそうなのです。ひとつできるとコツがわかりかけて,次々にできかけました。

それをパソコンで読みとって,修正し完成! これらは模倣なしのオリジナル工作物です。この記事がお披露目の場,いい換えるとネット上宣言となります。

カモメ型?

 

スズメ型?

 

うーん,ハト型? もう一つツバメ型もありますが割愛。

 

昆虫・小動物バージョンも間もなく完成します。

 

さっそくこれを使う日がやって来ました。その報告は次回に。