自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

カラスガイを採りに

2018-01-03 | 日記

1月3日(水)。曇りがちで,ときにはみぞれ混じりの雨が降ったり小雪が降ったり。一昨日・昨日とちがい,「おお,寒っ!」と何度も震える一日でした。そんな中,恒例の初詣で2つの神社に出かけました。

 


移動時,カラスガイを採取しました。これもわたしには冬の恒例行事。ミュージアムに置いている水槽に入れるのです。水槽では郷土の魚を飼育しています。その中にタナゴがたくさんいるのですが,夏になるとカラスガイが水温上昇で全滅するために毎年冬に入れなくてはなりません。タナゴはカラスガイと共生関係にあって,貝の体内に産卵するというユニークな生態の持ち主。カラスガイがいないのでは寂しいでしょう。

カラスガイは水深がかなりある水底で棲息しています。それで,ふつうに考えると冬に採取するの不可能です。おまけに泥の中にいるので見つけにくいし,採りたくても採れません。なのに,行き先の川ではすべてがクリアできるのです。というのはこの時期になると堰止めの堰が倒されて水が流れてしまい,川底が現れてそこに降りられるからなのです。長靴を履けば簡単! 

 

貝は手を水にわずかに入れるだけで採れます。 採るというより“拾う”感じ。

 

今日も期待どおりの成果でした。年初からハッピーな気分に浸れました。おまけに,大きなシジミもいくつか。

 

これで,ミュージアムの水槽はいくぶん刺激的な展示になるでしょう。タナゴも大喜びするはず。