自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,虫の目写真(12) ~タンポポ,晴れ(続)~

2018-01-09 | 植物

久し振りにカメラを手にして河川敷に行きました。もちろん,写真撮影のためです。運がよければ越冬中の昆虫にあえるかなと,淡い期待を抱いていましたが,寒すぎてそれは無理でした。

河川敷は草が刈られた状態のままで,草丈は低いまま。そこで目に付いたのはセイヨウタンポポの花の元気よさ。

 

同じ花を縦向きに撮りました。気温より地表温度がいく分高いとみえて,地面すれすれに咲いています。厳しい寒さに耐える知恵なのでしょう。

 

それでも,綿毛ができると,風を受けようとしてすこしは上に向かって伸びます。 

 

乾いた風が吹いて来て,陽を浴びて,綿毛が大きく開きます。

 

総苞が大きく反り返って,種子が見えます。飛行の準備ができたようです。地表では次々に花が咲き続けます。冬でも。セイヨウタンポポは季節を選ばず一年をとおして咲くのです。 

 

セイヨウタンポポはまことにたくましい限りです。