自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その351)

2016-04-10 | ジャコウアゲハ

4月9日(土)。晴れ。最高気温23.2℃。近頃の気温の上昇で,ウマノスズクサが茎をひょろひょろっと出しかけました。

 


いよいよ,わたしが忙しくなる季節になったなあと思った矢先,やっぱり! 温室に入ると,ジャコウアゲハが突然驚いたかのように舞い上がったのです。この個体が今季の第一号! オスです。でも,蛹を見かけなかったので,どこか気づきにくい場所にでもあったのでしょう。頭部付近には黄色の粉が付着しています。これはクンシランの花で吸蜜したときに付いた花粉です。

 


例年に比べると,我が家での羽化はずっと早めです。10日ほど早いですね。屋外にあるその他の蛹はまだそのまま。やはり温室内で気温が高めだったためでしょう。

それにしても,幼虫の食草ウマノスズクサの生長に呼応して出現する妙はまったく見事です。