自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ギフチョウの産卵行動

2016-04-05 | 昆虫

4月5日(火)。晴れ。サクラが満開。

公園にあるギフチョウ飼育舎に出かけました。できることなら産卵行動を観察したくって。というよりも,どうしても観察したくって! やはり晴れて暖かい日中は動きが盛んです。この前とすっかり様子がちがって見えました。

卵がどっさり付いた葉がありました。それは1頭が産み付けたのではなく,複数の個体が次々に訪れて産んだ結果,境がわからなくなったのでしょう。それにしても大した数の卵です。


願いが叶って,産卵場面をいくつも目撃できました。

ギフチョウは警戒心がないようで,至近距離から撮っても,指を差し出してもまったく影響はなく,位置を変えることもなく,ただただ黙々と産卵し続けました。なかには,排卵口に卵を付けたまま歩いて産卵場所を探す個体もありました。

 

 
腹部を大きく曲げて葉裏に産み付けます。

 


別の個体が産卵していました。そこにはすでに卵がいっぱい! こんなところに産んで卵が積み重ならないのだろうか,と 心配になるほどです。

 


産付すると,しばらく休みます。相当エネルギーを使うのでしょう。 

 


数分休むと,再び産卵態勢に入ります。そうしてま卵を産みます。 

 


また休んで,そうして産卵態勢に入ります。運がよければ,排卵口から卵が出てくるのを目撃できます。下写真は,その生々しい1コマです。 

 


こんなに人懐っこいチョウがいるって驚異的です。お蔭で,すてきな被写体になってくれました。お蔭で,じっくり画像に記録できました。サイコーのひとときでした。 

 [付記] 自宅の畑で手入れ作業をしているとき,ツマグロヒョウモン(メス)がどこからともなく飛来。初見。