hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

尚美授業 9日目

2007-06-25 23:20:21 | 尚美
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●今日の授業メモ(自分用)

Denisov: Sonate

指の形と開始音をずらした音階(F,d)
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昨日の体験入学の一部がNet-TVで視聴できるとのお知らせをいただいた。
当日は2つのカメラが入っていて、緊張するかと思いきや、バッハやウズメなど、作品に対する緊張感のほうが上回っており、結果的にカメラを意識しない演奏が出来たように思う。
私も拝見したが、身体の動かし方や指の形等、客観的に見ることが出来てとてもありがたい。
ただ自分自身の演奏に関しては聴くに堪えない。

昨日の空き時間に、ピアノの原田さんと最近のサックス事情について語り合った。
私はレッスンで、原田さんも学生の伴奏で色々思うことがあるようだ。

「サックス界(特に日本の)には未だメソードが確立していないのでは、」というのが共通の見解だった。

サックス創生から約160年。
確かに他の楽器より新しい楽器ではあるが、現在これだけの人気があり、近現代のレパートリーの量を考えると、将来、楽器だけが独り歩きして、いずれは飽和して滅んでしまうのではとも考えてしまう。

フラジオなどの特殊奏法もかなり多様になり、それらも含め、サックスの奏法を総合的に系統立てて教えられる新しいメソードが必要なのではと思うこの頃。