浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

インプットとアウトプット

2014年09月20日 | 日記
以前紹介した『勝負脳を鍛える』(林俊之著)の中には興味深い内容がたくさんあります。
その中の一つに「表現知能」というものがあります。

まず世間一般では勉強や練習は「覚えること(インプット)」が求められます。
しかし、実生活や試験、試合は「表現すること(アウトプット)」を求められます。

当然のことながら、違う能力が必要になります。

実際にインプットは得意だけど、アウトプットが苦手な人はたくさんいると思います。
知識としては持っていても、それを必要な場面で引き出すことが出来ないことって、誰しも経験しているのではないでしょうか?

評論家や解説者の話を聞いていると、「じゃあ、お前がやってみろよ」と思ったりします。
それが出来ないし、出来るように伝えることが出来ない(たとえそれが出来るようになっても他のところに影響が出ることもある)から難しいのです。

そんなことを漠然と考えていたときにインプットとアウトプットについて書いた記事を読みました。
その中でインプットの第1段階として「情報収集」を行い、第2段階で「蓄積」を行って、
そしてアウトプットの第1段階で「思考」を行って、第2段階で「伝達(表現)」を行うとしています。

多くの人がインプットの「蓄積」の段階で止まっているか、あるいはアウトプットの「思考」の段階で止まっていると思われます。

こう考えると、やはり覚えたことをそのまま表現するのではなく、途中で「思考」が必要だし、その思考して「自分なりに形を変えたモノ」をなるべく「表現」するようにしないといけないような気がします。(たとえ、その表現が上手か下手かに関わらず)

そうすることによって「表現すること(アウトプット)」の能力が鍛えられると思われます。
やっぱり成功も失敗も含めて経験を重ねることが重要だと分かります。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (金庫番)
2014-09-21 15:28:28
なるほど…

この話を高校時代に聞いていたら!と思いました。

部活で、練習を重ねてイメトレもたくさんして…

でも練習試合でさえ、うまくアウトプットができませんでした。

今思い返してみてもアウトプットって難しい~です!!
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金庫番さんへ (はまとこ)
2014-09-22 08:03:59
インプットに対して、アウトプットという言葉自体がマイナーだと思います。
実際には、このアウトプットこそが目に見える実力なのですが・・・。
ただ、「思考」を飛ばしたアウトプットを行なおうとしている人もたくさんいると思うのです。
ワイドショーのコメンテーターなんて、その代表格だと思います。
本文でもあるように上手いか下手かに関わらず、自分なりの表現が大切だと思うのです。
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Unknown (aya-mama)
2014-09-23 23:44:17
苦労は買ってでもせよって言いますもんね!
たくさんの苦労を経験をして、自分の引き出しを増やし、アウトプットすることが出来るようになるんでしょうね
うちの姫ちゃんは、インプット、アウトプット上手なほうだと思うんですが、試験でのアウトプットが(-_-;)
もっと、苦労を買わなくては(^^;)))

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aya-mamaさんへ (はまとこ)
2014-09-26 07:58:59
返事が遅くなりました。
インプットしたものをアウトプットする場合、自分というフィルターを通すわけですから、形が変わって当然なわけです。
ただ、そのフィルターをどんなものにするかは、その人の経験なり価値観が大きく影響するので、それを磨いてほしいですね。
しっかり苦労を買って下さい。
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