浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

柿の皮

2006年10月23日 | 日常

すっかり秋らしくなってきました。日中はまだ暖かさも残っていますが、朝晩は冷えるので長袖の服が要るようになりました。

景色も山が徐々に色づき始め、店先には早生みかんが並んでいたり、家の軒先には干し柿が吊るされるようになってきました。この干し柿の風景を見ると、冬が近づいていることを感じます。

僕の母方の実家では、この干し柿が吊るされているのをよく見かけたのですが、それと同時に、剥かれた渋柿の皮も茣蓙(ござ)に並べられて干されていました。

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ずっと不思議に思っていたのですが、何年か前に母親に聞いたところ、干した柿の皮を漬物を漬けるときに一緒に入れると漬物の味が良くなるのだと教えてくれました。昔の人は色々と工夫をして、無駄の無いようにしていたんだと教えられました。

僕にとっては日常のこの風景も、テレビでは懐かしの風景として取上げられるようになってしまいました。干し柿も買う時代ですから、仕方ないのかもしれませんね。


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