浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

情けは人の為ならず

2016年09月28日 | 日常
久しぶりに会う友人と食事をしました。
数年前まで一緒に仕事をしていましたが、職場の異動もあり、普段の生活の中で関わることが少なくなっていました。
その友人は周りの人に対する気遣いがとても優れていて、各部署間の調整役をしてくれたり、上司と部下の調整役をしてくれたり、時には厳しい意見を言ってくれたりとバランサーとしての能力が非常に高いことが印象に残っています。

久しぶりに会う中で、そんな昔話に花を咲かせていたら、友人がこんなニュアンスのことを言いました。
(実際にどんな言葉だったのかは覚えていないのですが・・・)

「 僕の座右の銘は『情けは人の為ならず』なんだよね。
周りの人にした事って、結局自分に返ってくるじゃん。良い事でも悪い事でもね。
自分のした事でその人が喜んでくれたら、自分も嬉しいしね。
つまりね、自分がかわいいから人の為に動いているんだよ(笑)」

そんなふうに冗談めかして言う姿を見て、また一緒に仕事がしたいなと思いました。

ピエロ

2016年09月28日 | 日常
ピエロと聞くと、あの赤い鼻をつけて、ちょっと奇抜な衣装を着て、みんなを笑わせる道化師を思い浮かべます。
しかし、実際には道化師のことはクラウン(CLOWN:ばか、おどける人、ふざける)というそうです。
ピエロはそのクラウンの一つである「悲しみを表現した道化師」のことをいいます。
ちなみに王冠のクラウン(CROWN)とは意味が違うようです。
サーカスの中で「おどけ役」を演じていた役者が自らのことを「クラウン」と名乗ったのが始まりだとされています。
サーカスでは一つ一つの芸をどう繋いでいくかということが課題だったところに登場したのが、道化師(クラウン)です。
人間離れした芸のあとに、道化師が下手な芸(本当は上手く出来る)を演じたり、また客を弄ったりして、笑いと喝采を浴びます。
その間に次の芸の段取りを行なっていきます。
サーカスにおける道化師(クラウン)は非常に重要な存在であり、高い地位なので、みんなの憧れなのです。

さて、ピエロです。
ピエロはクラウンの「おどけ役」のうちのひとつで、「馬鹿にされるひと」といわれるものです。
「馬鹿にされる」のが仕事ですから喜んで馬鹿にされます。
しかしそんな彼もやっぱり人に愛されたい。
そんな悲しみを表したのが顔に描かれた一粒の「涙」です。
涙が描かれた道化師はピエロ。
彼を見かけたらちょっと声をかけてあげてください。
きっと喜んであなたの心を癒してくれることでしょう。