浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

コトバカタチ

2015年12月11日 | 日常




自らの中にある想いを言葉にして、其れを何かしらの形にして表現すると"何か"を伝える事が出来ます。

感謝の気持ちを「ありがとう」の言葉で表現する時、不貞腐れたように発するのか、満面の笑顔で口にするのか、あるいはパソコンで表示した文字をプリントアウトするのか、好きな人を想い浮かべてペンを持つのか、その表現で何が伝わるのでしょうか。

もしかしたら自分の想いとは違った"何か"を伝えているかもしれません。
それは自らの想いを適切に表現できるカタチを見つけられていないからかもしれません。


先日、職場の同僚(と呼ぶのは烏滸がましいですが…)から、「娘が書道の展示会をしているから、もし良かったら見に行ってみて」と教えてもらったので、足を運んでみました。

書道と聞くと、堅苦しいモノをイメージしていましたが、書道の中で自分らしいカタチはないのかと探している姿がそこに在りました。

とても純情で、迷いや不安も抱えて、色んな事に影響を受けて、でも自分の原点を忘れない若者の姿が在りました。

素人の僕が言うのもおかしい話ですが、きっと彼女はこれからもっとカタチを変えていくのではないでしょうか。
そして、今回と同じコトバをカタチにする時、また違った印象を与えてくれると思います。