浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

縁の下の力持ち

2008年05月17日 | スポーツ

バルセロナのライカールト監督が解任され、新しくグラルディオラ監督となりました。世間一般には「ライカールトには監督としての資質が無く、テンカーテが居たからこそバルセロナは成り立っていた」という意見が多く、テンカーテが退団した時点で現在のバルセロナの状態は予想されてもいました。

実際にテンカーテというヘッドコーチが居なくなってからのバルセロナは戦術的にも曖昧(特に守備に関して)で、なによりロナウジーニョやエトーといった天才肌の選手の管理が出来なくなってしまいました。温厚で冷静なライカールトとは対照的に厳しく規律を重んじ、それでいて選手に寄り添うテンカーテの存在は明らかにバルセロナにとって必要な存在だったと思います。

じゃあ、やっぱりライカールトに監督の資質が無くて、テンカーテが監督だったら良かったのか、というとそうでも無さそうです。

ライカールトには人を惹きつける魅力があるし、若い選手の資質を見抜くのも優れていると思われます。メディアに向かって個人を非難する発言も無いようですし・・・。テンカーテもアヤックスの監督に就任しましたが、結局のところ満足のいく結果が残せずに去っています。

つまりは、2人は揃って仕事をすれば非常に良いコンビだといういことです。異なる特徴を持っているからこそ、チームをまとめることが出来たのでしょう。

僕も中学生のチームでコーチをしていますが、自分自身、監督をやれる資質は無いと思いますが、コーチとして、縁の下の力持ちとしてなら、自分の特徴を活かせると感じています。

よそのチームからみて、良い選手を育てる良いチームだと思ってもらえるように、良いスタッフチームワークでありたいと思います。