虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

「さようなら原発集会」の報道

2011-09-20 | 新聞・テレビから
昨日、19日、東京・明治公園で開かれた「さようなら原発集会」には約6万人の人々が集まったそうだ。脱原発デモとしては最大の規模だ。わたしは、これをネット(レイバーネット)の記事で知った。夕刊は休みだから、テレビのニュースを注目した。

午後7時のNHKニュース。まったくなし。無視。
午後9時のNHK「ニュースウォッチ}。冒頭10分近く台湾まで泳いだ若者の報道を流す。原発デモは、原発相が「年内冷温停止」といっしょに報道されたが、集会の方は30秒程度、原発「年内冷温停止」の方は5分以上時間をかけていた。NHKも原発デモは少しも重きを置いていない。

さて、朝刊(朝日)はどうだったか。
1面、なにもなし。社会面の下のほうに、たった10行の記事。写真もなし。忙しく紙面を繰る人は見逃しやすい。大江健三郎、内橋克人、落合恵子の名はあるが、澤地久枝も鎌田慧も山本太郎君の名もなし。大江の言葉として「私らは原発に抵抗する意志を持っているということを政党の幹部に知らせる必要がある」と書いていたが、これは、正確なのだろうか。テレビでは、「経団連の幹部」という言葉も聞こえていたのだが。第一、政党の幹部に知らせたって、意味ないだろう。政府であり、国会議員であり、東電であり、原発を推進する立場の者へだろう。

ついでだが、今朝の一面にくだらない記事が出ていた。
朝日の「ニッポン前へ委員会」の提言がまとまった、と。それによると、国会から独立した組織を作って、そこで選挙権を国政選挙では18歳に、地方選挙では16歳に年齢を引き下げることを検討するんだ、と。大震災の復興のために作ったのが朝日の「ニッポン前へ委員会」だそうだが、それが、こんなことを言い出す。

契約が終わったら(なにせ更新時にビールを販売店からもらってるので、今すぐ止めるわけにはいかない)、朝日をやめよう。


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