虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

昔の教祖 吉本氏

2007-04-28 | 新聞・テレビから
能勢町長谷の画像をのせたかった。画像だけではなんなので、今日の新聞からひとこと。吉本隆明氏のインタビュー記事が出ていた。「社会をどう受け止めるか」。

聞き手は、編集委員。
吉本隆明氏は、かつては、一部の学生の教祖だった。なにを言っているのか単細胞なわたしには理解できない文章を書くが、好きな友人にとっては、吉本がこういっていた、吉本の思想はこうだ、と吉本を自分の支えにしているような人もいた。

インタビューをめちゃくちゃ、かんたんにまとめる。
ー格差社会をどう見る?
「中の下の人たちがあわてはじめている」
ー中流層崩壊の意味は?
「資本主義がおかしくなるときは、そこから(中流層)崩れる。
ーその影響は?
「社会が不安定になる」
ー中流層を維持するには?
「公教育の役割が重要だし、科学技術の研究開発は、産業や雇用の基盤を強める。さらに独自の伝統や文化、習慣をもっと世界に広げることだ」
ー市場経済が発達して、家族も地域もバラバラになった、どう変えたらいいですか?
「親が考えを変える。子どもは、親を見て学ぶ」
ー日本社会はこれからどういう方向にすすむ?
「強制力のある政治になれば別だろうけど、そうでないならば、他人のことを考えられる成熟した資本主義になればましだろう」
見出しは「身近な平等から始めよう」で、吉本氏がこういっているところがある。
「中流の「中」が富まないと、自分が富んだことにならない、ということをし続ければいい。私も友達のなかで文学とか雑誌を出したいというのがいた時には、出せるだけのお金は出して手助けしてきた」

なんじゃ、これは!!!
安部首相も喜んで、なにかの勲章でもあげたくなるかもしれないぞ。
かつて、吉本の本をバイブルのように持っていた友人は今どうしてるだろう。
吉本と同じく、中流である自分と社会に満足してるのかもしれぬ。

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