虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

地デジはおすみですか

2011-06-29 | 映画・テレビ
「地デジはおすみですか」
と、まだテレビをつけるとやっている。
「まだです」。

7月24日、突然、画面がうつらなくなる瞬間を見るか、あるいはやっぱりその前に地デズ対応テレビを買っているかわからないけど、この地デジ問題、新聞もテレビもほとんどニュースにしなかったようだ。

機械のことはまったく無知で、アナログもデジタルも意味がわからない人間だが、テレビを見るために買ったテレビが、むこうの一方的な都合で見られなくなる、ということが納得できない。政府、あるいは、テレビ局なのか?テレビの映像を発信するサービス側の都合で、国民の意見をまったく聞かないで、世界の趨勢だとかいわれて、ことはすすめられる。

はい、そうですか、とおとなしくテレビを買い替える国民も不思議だ。いや、文句いう方がおかしいのだ、やむをえないことなのだ、と思わせられる。

ほとんど全国民がテレビを買いかえる。あるいはチューナーを買う。アンテナも必要だ、などともいう。これは、すごいことだ。

テレビを作り販売する電機事業会社にとって、こんな莫大な利益はないだろう。
政府との癒着を想像するのもしかたあるまい。

最近、画面の下のほうに、低所得者の人、非課税対象の人には、チューナーの無料給付ができることがあります、などと出ているが、当然だ。
地デジテレビを買い替えることができない人やチューナーを買えない人は、生活からテレビを奪われることになる。別にアホな番組は見なくてもいいけど、ニュースなどの情報は生活権利として保障すべきだ。

本来なら、全国民対象に地デジ対応テレビを買うなら、補助金を出すくらい、なんらかの対策をして国民の了解を得ることが必要だ。

今年のNHKの収益は良かった、衛星放送の契約数がふえたことが原因といっていたが、これは地デジ対応テレビを買った人がふえたのが原因ではないにだろうか。ひょっとして、地デジ対応テレビはNHKの受信料を払わなければならないような仕組みになっているのだろうか?憶測だ、よくわからない。

原発事故で、政府も大企業もメデイアも一体となった「原子力むら」が話題になったが、この地デジも、反対意見はまったく聞くことがなかったことがらだな。