虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

いちご白書をもう一度

2010-10-24 | 日記
カラオケにいくといつも1960年代後半から1970年代初めの歌ばかり歌う友人がいる(それしか知らないらしい)。
懐かしいので、いやではないが、たまに「いちご白書をもう一度」も出てくる。これ、メロディはいいけど、歌詞がきらいだ。1番はいい。問題は2番だ。

僕は無精髭と髪をのばして
学生集会へも時々でかけた。
就職が決まって髪を切ってきた時、
もう若くないさと、
君にいいわけしたね

無精髭と長い髪、学生集会は、ただのファッションだったのだろう。
20歳を少し過ぎたくらいで、「もう若くないさ」とはなんだ。こんなヤツはダイッキライ。
こういう男は、就職したら、すぐにスーツに身をつつみ、ゴルフを始め、日経新聞を読むような男なのだ。
総理大臣になんかなってみろ、米軍基地の県外移設は、「もう若くないわさ」ときっといいわけするにきまってる(言い過ぎたか)。

今、大学生は3年生から就職活動を始めるらしい。
大学生にとっては、ひょっとして入学した時から、就職口のことが頭にあるのかもしれない。なぜだ。ほっておけよ。独り者なら、食っていけるのに。

若者が若者である特権、社会や人生についてラジカルに考え、学ぶ期間が与えられてない。
かつてだれだったか、30歳未満の青年で、社会についての知識がありながら、革命的でない者は無能力者だ、といった人がいるが、今や、「革命的」とか「反体制」とかいう言葉も死語だ。

大学生みんなが、就職活動はしない、と決めたらおもしろいのだが、まあ、それは無理か。
しかし、今でも、卒業まぎわになっても、いや卒業しても無精髭を生やして呆然として生きている好ましい青年もいるにちがいない。そんな君を応援だ(笑)。

法人税・米軍・憲法記事チェック

2010-10-24 | 新聞・テレビから
このところ、ずっと新聞を読んでいなかった。BSの映画、今日は何をするのかな、とチェックする程度(夕刊の上野創記者の連載記事はよかったが)。

つい最近まで、尖閣諸島問題、中国デモ、検察庁のニュースばかりで、他の問題の影がうすくなっている気がする。

個人的に気になる問題は、法人税減税だ。
外国企業が撤退する、国内の企業が外国に出てしまう、国際競争力をつけるために必要だ、企業がよくなれば雇用もふえる、だから、減税せよ、という財界側の意見をメデイアは流す。ほんとにそうか?
もし、法人税減税をするのであれば、減税する前と後の数年間の外国企業が日本に来た数、国内企業が外国に出た数、企業の雇用数など、必ずきちんと検証すべきだ。
この不況、失業者があふれ、庶民が生活に困窮する時に、大企業のいいなりになるわけがわからん。

武器輸出解禁の議論が出てきた。これも大企業からの強い要請。だまって聞いてていい話かよ。

米軍思いやり予算、またなにやら増額されるそうだ。税の無駄使い、事業仕分けはなぜこのことを議論しないのか。

この3つくらいに絞って、明日から新聞をチェックしてみよう。
法人税と米軍と憲法。