ブックオフへ寄ったら、東海大学出版会の北御門二郎訳の「復活」「アンナ・カレーニナ」「戦争と平和」(これは上中だけ)がおいてあった。
値段を見ると、1300円。ブックオフなら100円だろう。もし、これに100円の値札をつけていたなら、ブックオフを見直す。1冊1300円はいい値段だ。かなり悩んだ。しかし、めったに出ない本だ。小遣いが残りわずかなので、「復活」の1冊だけ買った。アンナもほしかったけど、あきらめた。アンナはきっと売れてしまうだろう。
北御門二郎は戦前、トルストイに心酔して徴兵拒否を実践した人だ。その訳は頭ではなく、心で訳した、といわれるが読んでみたいと思っていた。トルストイくらいの偉大な小説になると、だれの訳で読んでも感銘は変わらないと思うけど。
「戦争と平和」は何度も挫折しているが、不思議と「復活」だけは何度も読んでいる。「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」と並べると、華やかさ、生命感、躍動感に乏しく、地味で暗そうなはずだけど、なぜか気に入っている。人生をやり直そう、社会を根本から見つめなおそうとする青年の物語だからかもしれない。
画像は当麻寺本堂
値段を見ると、1300円。ブックオフなら100円だろう。もし、これに100円の値札をつけていたなら、ブックオフを見直す。1冊1300円はいい値段だ。かなり悩んだ。しかし、めったに出ない本だ。小遣いが残りわずかなので、「復活」の1冊だけ買った。アンナもほしかったけど、あきらめた。アンナはきっと売れてしまうだろう。
北御門二郎は戦前、トルストイに心酔して徴兵拒否を実践した人だ。その訳は頭ではなく、心で訳した、といわれるが読んでみたいと思っていた。トルストイくらいの偉大な小説になると、だれの訳で読んでも感銘は変わらないと思うけど。
「戦争と平和」は何度も挫折しているが、不思議と「復活」だけは何度も読んでいる。「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」と並べると、華やかさ、生命感、躍動感に乏しく、地味で暗そうなはずだけど、なぜか気に入っている。人生をやり直そう、社会を根本から見つめなおそうとする青年の物語だからかもしれない。
画像は当麻寺本堂