虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

セドラー

2008-01-21 | 日記
ブックオフなどの大手古本屋さんから安く本を手に入れて、それを高い値段でよそに売る人のことをセドラーという。ブックオフやアマゾン、ネットショップやネットオークションがはやりだしてから、若者の間にセドラーがふえたそうだ。本の価値がわからないので、携帯でアマゾンの価格を調べながらセドリするらしい。まあ、小遣い稼ぎ。そのせいかどうか、ほんとに、近頃のブックオフは掘り出し物がない。いつ行っても同じ本ばかり並んでいる。

はじめてブックオフに入ったとき、講談社版の勝海舟全集が1冊100円で置いてあったのでびっくりしたことがある。探していたけど、絶版で手に入らなかった本を100円でゲットしたことも何回もあった。しかし、最近はそんな経験も減った。

今日、ブックオフに寄った。買ったのは、角川文庫「信長公記」、中公文庫井筒俊彦「イスラーム生誕」、中公文庫 吉川利一著「津田梅子」、鎌田慧「反骨」、朝日選書「世界名作の旅」上下。すべて100円で、美麗。

ネットの古本屋で値段を検索してみると、それぞれ1000円くらいの値がついていた。だからどうなんだ、という話ではないのだけど・・・。

北尾トロ「ぼくはオンラインの古本屋のおやじさん」(ちくま文庫)、芳賀健治「インターネットで古本屋さんをやろうよ」(大和書房)、喜多村拓「古本屋開業入門」(燃焼社)を読む。古本屋さんものんきな商売ではないようだ。