らんかみち

童話から老話まで

差別と趣味の境界線

2007年02月01日 | 社会
 安倍総理はなんとしても柳沢大臣を守りぬくつもりらしいけど、それが男らしい態度だと世間に思われるんだろうか?(支持率39%)
 野党も直ちに辞任要求しなくても、あの人ならいずれまた失言を生むに違いないのだから、そのときの方が参院選には効果的かも知れない。
 
 それはともかく、「アメリカなら即刻辞任だ!」なんて、よその国を比較の対象に持ってこんでもいいだろうが。そりゃ確かにアメリカは差別先進国かもしれない。あちらのテレビ番組で「ユダヤ人差別、黒人差別」の話を聞かない日は無いし、最近は「肥満差別」どころか「喫煙差別」まであるらしい。
 
 朝日新聞に女性が投稿する欄があって、昨日は「娘からレズビアンであることをカミングアウトされて非常にショックを受けた」というおばちゃんの投稿だった。
 そりゃそうだろう。ぼくより上の世代で同性愛に寛大な人は少ないはずで、同性婚を合法とする州があるアメリカに比べたら、日本はまだまだ差別意識からフリーではいられないとしたものだ。
 
 ぼくもできることならそういう趣味の男性からは距離をとっておきたいが、場末の飲み屋ではそんな贅沢は言えない。というより、さっきまで女のことで喧嘩していたじいさん同士が、いつの間にやら仲直りして接吻してやがる。
 いくら酔っ払ったといっても、場末の飲み屋みたいなところでキショゐことやってるんじゃネー。おまえらとはもう二度と口をきかんぞ!