らんかみち

童話から老話まで

歯医者は選べ!

2007年02月19日 | 暮らしの落とし穴
 富山の置き薬の鎮痛剤がたまたま冷蔵庫にストックされていたので、昨夜の歯ぐきの激痛も何とか鎮めることができ、今朝目が覚めたときにはまだそのご利益は残っていたようです。
 なので歯医者を受診するかどうか迷ったのですが、のどの痛みもまだ解決してないので、歩いて10分のところにある最近開業した歯科医院をたずねました。そうです。歩いて1分のところにある歯医者さんの前を素通りしたのです。
 
 実は歩いて10分の範囲には、ぼくが確認しているだけで歯医者さんは三軒あります。もし30分の範囲で探したら、いったい何軒の歯医者さんが見つかるでしょうか。それほど乱立しているにもかかわらずつぶれないのは、いかに日本人が歯を大事にしない、あるいは歯が良くないかという証拠かもしれません。なのにほとんどの歯医者さんは予約制という売り手市場なのです。
 今日たずねた歯医者さんもそういった高飛車な体制をとっていて、「ちーと待ってもらわなならんよ」と受付の女の子に言われました。
 
 ところで最も診てもらいたくない医者とはどんなタイプの先生でしょうか。嘘をつく先生、脅す先生、それとも患者をキャッシュディスペンサーとしか考えてない先生でしょうか。内科とかならいざ知らず、歯科医に限っていうなら、ぼくは不器用な先生だけには診てもらいたくありません。その点で歩いて1分の歯科医院の先生の技術は素晴らしいものでしたし、設備もまあまあで人あたりも好感の持てる先生なのです。それに短くない付き合いなので昔のカルテも残っているでしょう。
 
 ぼくの順番がいつ回ってくるか分からない待合室で、やっぱりあの歯医者に行くべきだったか……。と、ちくちく後悔しておりましたが、あの歩いて1分の歯科医院にはどうしても納得できないところが一つあって、それが初めての医者に身を任せる危険を冒した理由なのです。
 
 長くなるのでまたあした